信行寺下の踏切(『転校生』ロケ地)

信行寺下の踏切(『転校生』ロケ地)

広島県尾道市土堂にあるJR山陽本線の踏切が、信行寺下の踏切(しんぎょうじしたのふみきり)。信行寺下の踏切は、光明寺下の跨線橋とともに、大林宣彦(おおばやしのぶひこ)監督の尾道3部作のひとつ映画『転校生』(昭和57年公開、主演・小林聡美、尾美としのり)のロケに使われた地。

『転校生』ロケ地となった絵になる踏切

信行寺下の踏切(『転校生』ロケ地)

石段から転がり落ちた一美(小林聡美)と一夫(尾美としのり)は、体が入れ替わったことを知り、この踏切で立ち尽くすという印象的なシーンに使われています。
モノクロで始まった映画がカラーに変わる場面はここで撮影。

ロケ地・アニメの舞台の踏切といえば、今では江ノ島電鉄の「スラムダンクの踏切」が有名で、海外からの来訪者もいるほどですが、かつては踏切を使ったロケ地といえば、信行寺下の踏切でした。

信行寺はもともと現在の山陽本線の線路上に建っていましたが、明治24年11月3日、山陽鉄道が福山駅から尾道駅まで延伸開業する際に、鉄道用地となって山側に移転、踏切ができたもので、踏切を渡り長い階段を上ると境内があります。

映画『転校生』で、主人公のふたりが階段を転げ落ちるのは、御袖天満宮で、信行寺下の踏切までは歩いて10分ほどかかるため、実際は映画の中での距離感ということになります。
逆に言えば、尾道に精通する大林宣彦監督は、階段落ちを御袖天満宮、立ち尽くすのは信行寺下ということを決めていたのかもしれません。
つまりは絵になる踏切ということに!

信行寺下の踏切(『転校生』ロケ地)
名称 信行寺下の踏切(『転校生』ロケ地)/しんぎょうじしたのふみきり(『てんこうせい』ろけち)
所在地 広島県尾道市土堂2
電車・バスで JR尾道駅から徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道尾道ICから約8km
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
御袖天満宮

御袖天満宮

延喜元年(901年)、讒言(ざんげん)で流刑になった菅原道真が大宰府(だざいふ)に向かう途中で立ち寄ったのが尾道。地元の人々に親切にされたことに感謝して残した着物の片袖を御神体にしたと伝える神社が御袖天満宮(みそでてんまんぐう)です。本殿前

光明寺下の跨線橋(『転校生』ロケ地)

光明寺下の跨線橋(『転校生』ロケ地)

広島県尾道市土堂にあるJR山陽本線の跨線橋が、光明寺下の跨線橋。御袖天満宮の石段、信行寺下の踏切とともに、大林宣彦(おおばやしのぶひこ)監督の尾道3部作のひとつ映画『転校生』(昭和57年公開、主演・小林聡美、尾美としのり)のロケに使われた地

 

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