厳島神社・高舞台

厳島神社・高舞台

宮島に鎮座する世界文化遺産に登録の厳島神社。その御本社・祓殿前にあるのが国宝の高舞台。その名の通り、周囲の平舞台から一段高くなった場所で、神様に奉納される舞楽が舞われる場所。黒漆塗りの基壇に朱塗りの高欄をめぐらし、前後に階段を設けた舞台では、年10回ほど十数曲の舞楽が舞われています。

舞楽が奉納される国宝・高舞台

厳島神社・高舞台

現在の舞台は天文15年(1546年)、厳島神社の神官・棚守房顕(たなもりふさあき)によって築かれたもの。
棚守房顕は、大内義隆、陶興房、毛利元就らの御師(おし)となって、厳島神社の再興に尽力しています。

創建当初は組立て式でしたが、江戸時代初期に現在のような作り付け構造となっています。

現在、厳島神社で演じられている楽曲は、振鉾、萬歳楽、延喜楽、太平楽、狛鉾、胡徳楽、蘭陵王、納曽利、甘州、林歌、抜頭、還城楽、桃李花、賀殿、一曲、蘇利古、散手、貴徳の18曲。

4月15日の『桃花祭』、10月15日の『菊花祭』には、振鉾、萬歳楽、延喜楽、桃季花(『桃花祭』)または賀殿(『菊花祭』)、一曲、曽利古、散手、貴徳、陵王、納曽利、長慶子など11の雅楽の伴奏で舞う舞楽が奉納されています。

厳島神社の板舞台(平舞台・高舞台)として、四天王寺の石舞台、住吉大社の石舞台とともに日本三舞台に数えられています。

厳島神社・高舞台
勇装な仮面に金襴の面帽(めんぼう)を付ける『蘭陵王』
厳島神社・高舞台
名称厳島神社・高舞台/いつくしまじんじゃ・たかぶたい
所在地広島県廿日市市宮島町1-1
関連HP厳島神社公式ホームページ
電車・バスでJR宮島口駅からJR連絡宮島航路または松大観光船で10分、宮島桟橋下船、徒歩15分
ドライブで山陽自動車道廿日市ICから約4.7km。または、大野ICから約5kmで宮島口
駐車場宮島口市営駐車場(166台/有料)・もみじ本舗駐車場(500台/有料)
問い合わせ厳島神社 TEL:0829-44-2020/FAX:0829-44-0517
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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