生口橋

広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」（西瀬戸自動車道）途中、尾道市の生口島（いくちじま）と因島（いんのしま）を結ぶ斜張橋が生口橋（いくちばし）です。「瀬戸内しまなみ海道」では本州側（呉市側）から3番目の橋で、因島側から橋へと続く自転車歩行者道の途中に「田熊休憩所」が整備されています。

開通当初は世界一の斜張橋だった！

平成3年12月8日に開通した生口橋は、生口水路と呼ばれる幅500mほどの海峡に架かり、橋長は790.0m。

完成当初は世界最長の斜張橋でしたが完成後11日後にスカルンスンド橋に抜かれ、さらに同じ「瀬戸内しまなみ海道」の今治市側の多々羅大橋などにも抜かれています（現在は多々羅大橋、名港中央大橋、鶴見つばさ橋に次いで国内4位の斜張橋）。
この橋の建設による技術の蓄積が、完成時に世界最長の斜張橋であった多々羅大橋を誕生させ、さらには「瀬戸内しまなみ海道」開通へとつながっているのです。
土木学会田中賞作品部門受賞。

生口島側のたもとには生口橋記念公園が整備され、橋を見上げることができます。
因島公園（天狗山展望台）からは生口橋を眼下に。

並行して金山港（因島）〜赤崎港（生口島）のフェリーを三光汽船が平日20分毎に運航（土・日曜、祝日は運休）。
「格安フェリー」が謳い文句で、地元の人はそちらも利用しています。
船から生口橋を見上げるのもなかなかの絶景で、サイクリングなら復路にフェリーで船旅をという手もあります。

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