旧天北線モニュメント

音威子府駅(おといねっぷえき)で宗谷本線から分岐し、浜頓別(はまとんべつ)を経て南稚内で再び宗谷本線に合流した天北線(てんぽくせん)。あまり知られていませんがこの路線、南樺太への連絡鉄道として建設された宗谷本線の初期のルート(大正11年全通)。旧天北線モニュメントは、敏音知駅(ぴんねしりえき)の跡地にあります。

天北線敏音知駅があったことを示す記念碑

旧天北線モニュメントは、大正5年に小頓別駅〜中頓別駅間 (26.8km) が開通した際に開業した敏音知駅の跡地。

平成元年に全線廃止となった天北線ですが、敏音知駅は廃止になるまで駅員がいる有人駅でした。
駅の跡地は、道の駅ピンネシリとなり、往時の駅舎は残っていませんが、併設のピンネシリオートキャンプ場の一角にモニュメントが設置され、ミニホームには駅名標のレプリカが置かれています。

天北線
音威子府駅(中川郡音威子府村)で宗谷本線から分かれ、枝幸郡中頓別町、浜頓別町、宗谷郡猿払村を経て稚内市の南稚内駅で再び宗谷本線に合流した148.9km、途中の駅数28のローカル線。

南樺太への連絡鉄道として宗谷本線の当初のルートとして建設され、現・宗谷本線(距離の短い天塩線)の建設後は、北見線となりました。
昭和36年10月1日のダイヤ大改正(通称サンロクトオ)で、天北線と改称されました。
天塩国と北見国を結ぶ線という意味です。

廃止まで、急行「天北」(停車駅=音威子府駅・小頓別駅・中頓別駅・浜頓別駅・鬼志別駅・南稚内駅・稚内駅)が運転され、優等列車が運行された状態で全線廃止となった路線は、国鉄では初。

旧天北線モニュメント
名称 旧天北線モニュメント/きゅうてんぽくせんもにゅめんと
所在地 北海道枝幸郡中頓別町敏音知
ドライブで 稚内空港から約105km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 中頓別町産業グループ TEL:01634-6-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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