日本三大観音とは!?

日本三大観音

「観音様」とは観音菩薩(かんのんぼさつ)のこと。本来の寺名ではなく、〇〇観音と通称されるように、庶民の願いを聞き届けてくださるありがたい仏様。日本三大観音と通称されるのは、浅草観音(金龍山浅草寺/東京都台東区)、大須観音(北野山真福寺寶生院/愛知県名古屋市)、津観音(恵日山観音寺大宝院/三重県津市)。

浅草観音/浅草寺

所在地:東京都台東区浅草2-3-1
正式名:金龍山浅草寺
宗派:聖観音宗(天台宗系単立)
本尊:聖観世音菩薩(絶対秘仏)
寺格:本山
創建:推古天皇36年(628年)、宮戸川(現・隅田川)で漁をしていた檜前浜成・竹成(ひのくまのはまなり・たけなり)兄弟の網に聖観音像(しょうかんのんぞう)がかかり、主人・土師中知(はじのなかとも)が出家、自宅を寺にして供養。
札所:坂東三十三箇所13番、江戸三十三箇所1番

浅草寺

浅草寺

東京都台東区浅草(あさくさ)にある東京で最古の寺が浅草寺(せんそうじ)。本尊は聖観世音菩薩で浅草観音とも通称されています。浅草のシンボル雷門から参道の仲見世を抜けると宝蔵門、左手には五重塔、そして正面に大本堂があります。今も「浅草の観音様」

大須観音

所在地:愛知県名古屋市中区大須2-21-47
正式名:北野山真福寺宝生院(ほうしょういん)
宗派:真言宗智山派
本尊:聖観世音菩薩
寺格:別格本山
創建:元弘3年(1333年)、北野天満宮の別当寺として尾張国長岡庄大須郷(現・岐阜県羽島市桑原町大須)に僧・能信が創建した真福寺が前身。慶長17年(1612年)、清洲から名古屋への城下町の大移転(清洲越し)に際し、徳川家康の命で名古屋城の南、現在地に移転。
札所:尾張三十三観音第1番

大須観音

正式には、真福寺寶生院(ほうしょういん)といい、一般には大須観音の呼び名で親しまれる寺。もともと尾張国長岡庄大須郷(現在の岐阜県羽島市桑原町大須)にあった寺を徳川家康がそのあらたかなる霊験ゆえに名古屋に移したもの。以後、門前に大須商店街が発

津観音

所在地:三重県津市大門32-19
正式名:恵日山観音寺大宝院
宗派:真言宗醍醐派
本尊:聖観世音菩薩
創建:和銅2年(709年)、伊勢・阿漕ヶ浦(あこぎがうら)の漁夫の網に聖観音立像がかかり、これを本尊として開山。
札所:伊勢西国三十三所観音霊場19番、三重四国八十八箇所67番

津観音(観音寺)

津観音(観音寺)

三重県津市大門にある真言宗醍醐派の古刹が津観音。正式名は恵日山(えにちざん)観音寺大宝院で、浅草寺(東京都台東区)、大須観音(愛知県名古屋市)とともに日本三大観音に数えられています。本尊は聖観音菩薩ですが、「国府阿弥陀如来」と呼ばれる三尊像

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