祇園之洲緑地（ザビエル上陸記念碑）

鹿児島県鹿児島市、石橋記念公園、そして薩英戦争でイギリス艦隊の集中砲火を浴びた祇園之洲台場跡の海側の埋立地が、祇園之洲緑地。錦江湾と桜島を眺望するフォトジェニックな緑地帯ですが、その一角にあるのが天文18年（1549年）のザビエル上陸を記念するザビエル上陸記念碑です。

天文18年8月15日、ザビエルがこの地に上陸

鹿児島市街から、仙巌園（せんがんえん）や異人館などのある磯地区へ抜ける海沿いの国道10号・鹿児島北バイパスを走っていると、右手に見える埋め立て地が祇園之洲緑地。
広場の脇にザビエル上陸記念碑が立っています（埋立地のため、当時の海岸線はもう少し内陸ということに）。

駐車場も整備されているので、ドライブ途中の立ち寄りも可能。

フランシスコ・ザビエル（Francisco de Xavier）は、薩摩半島の坊津に上陸後、許可を得て、天文18年8月15日（1549年9月6日）に祇園之洲に上陸。
伊集院城で薩摩国の守護大名・島津貴久に謁見、宣教の許可を得た後、肥前国・平戸に移って布教を行ない、さらに周防国の下関に上陸し、周防の守護大名・大内義隆にも謁見しています。

石橋記念公園

鹿児島駅の東、稲荷川河口の祗園之洲は、島津斉彬（しまづなりあきら）の命により築かれた薩摩藩の台場（祇園之洲砲台）があった場所で、生麦事件に端を発した文久3年（1863年）の薩英戦争では砲撃戦が行なわれた場所です。稲荷川を挟んだ河口部分は石橋

祇園之洲台場跡

鹿児島県鹿児島市清水町にある幕末に築かれた台場の跡が、祇園之洲台場跡。生麦事件に続く、薩英戦争で、鹿児島城を守備する祇園之洲台場は主戦場となっています。平成22年の発掘調査で、薩英戦争当時の石垣、砲座、土塁などが広く残存していることが確認さ

ザビエル滞鹿記念碑（ザビエル公園）

日本に初めてキリスト教を伝えた、イスパニア（スペイン）のイエズス会宣教師フランシスコ・ザビエル。鹿児島市東千石町にあるザビエル公園は、昭和24年にザビエル来航400年を記念して開園。天文18年7月22日（1549年8月15日）、日本布教のた