夢見ヶ崎動物公園

神奈川県川崎市幸区、JR横須賀線・湘南新宿ライン新川崎駅の東側にあるのが、夢見ヶ崎動物公園。幸区西部の市街地に囲まれた標高35mの小高い丘（加瀬山）の上の自然林に囲まれた動物園で、開園は昭和47年。周辺は夢見ヶ崎公園として整備され、四季折々の花や野鳥、昆虫が自然を感じさせてくれます。

市街地に囲まれた小高い丘の動物園

昭和47年に川崎市が政令指定都市に指定されたのを記念し、2年後の昭和49年4月に開園した川崎市唯一の動物園が夢見ヶ崎動物公園。
夢見ヶ崎動物公園には、絶滅危惧ⅠA類のコバタン（インコ舎）、絶滅危惧ⅠB類のハートマンヤマシマウマ（シマウマ舎）、マーコール（マーコール舎）、エリマキキツネザル（レムール舎）、ワタボウシパンシェ（マーモセット舎）をはじめフンボルトペンギン（水禽舎）、オグロプレーリードッグ（小動物舎）、ハクビシン（小動物舎）など62種、400頭羽の動物たちが飼育されています。

マダガスカル島に棲むキツネザル（レムール）の獣舎「レムール舎」では外側と内通路からブラウンキツネザル、クロキツネザル、ワオキツネザル、エリマキキツネザルと4種類のキツネザルを観察可能。

園内の富士見デッキからは晴れていれば富士山を眺望。

夢見ヶ崎動物公園周辺には太田道灌・北条氏政ゆかりの天照皇大神、6号古墳の上に鎮座する浅間神社、天正15年（1587年）、戦国大名・北条氏直（ほうじょううじなお）建立の熊野神社、平間村の大名主で、大石内蔵助と縁のあった軽部五兵衛（かるべごへえ）の墓所がある了源寺、4世紀後半から7世紀末の夢見ヶ崎古墳群（11基）もあるので、時間があれば寄り道を。