標高1336.2mの不入山(いらずやま)の東中腹、標高1037mの地点が全長196kmと四国一の長さを誇る清流、四万十川の源流点。藩政時代には土佐藩の御留山(おとめやま)として厳しく伐採が制限されていたことが名の由来という、不入山。そんな歴史が四万十川の清流を守ってきました。
全長196kmの一級河川、四万十川の始まり
車道終点の四万十川源流の碑(源流点登山口)は標高910m。
四万十川源流の碑(源流点登山口)から登山道を25分ほど歩けば四万十川源流点に到達します。
雨後などは石灰岩質の登山道が滑りやすいので足回りはしっかりと。
源流点の選定については、「水のない渇水期でも水が枯れない地点」として、この場所が選ばれたというのが津野町の説明。
源流点のさらに上流には「源水点」もありますが、これは地元のガイド同伴でないと到達が困難の地。
岩の間から水が湧いています。
不入山の森は、現在も水源かん養保安林、保健保安林、学術参考林、四国カルスト県立公園として保護され、登山にも絶好です。
樹齢200年を超えるツガ、ヒノキ、ヒメシャラ、コウヤマキの天然林が鬱蒼と茂り、「四万十川源流の森」(215ha)として林野庁の「水源の森百選」にも選定。
四万十川源流点 | |
名称 | 四万十川源流点/しまんとがわげんりゅうてん |
所在地 | 高知県高岡郡津野町船戸 |
関連HP | 津野町公式ホームページ |
電車・バスで | JR須崎駅から県交通バス檮原方面行きで1時間、船戸下車、登山口までタクシーで20分 |
ドライブで | 高知自動車道須崎西ICから約32km、または、須崎中央ICから約33km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | 津野町産業課 TEL:0889-55-2021/FAX:0889-55-2022 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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