1614(慶長19)年、徳川家康の六男・松平忠輝(まつだいらただてる)によって築かれたのが上越市にある高田城。加賀前田家を牽制するため、大名の普請によって建てられた輪郭式の平城は、面積60haを超え、高田藩60万石にふさわしいものでした。現在、城址一帯は総面積50haの高田城址公園として整備され、春は桜の名所としても有名。
高田藩60万石の城跡は桜、蓮の名所
高田城址公園の園内には上越市立総合博物館、小林古径記念美術館・小林古径邸、高田図書館、小川未明文学館(高田図書館内)などの文化施設、陸上競技場、野球場などのスポーツ施設、ブロンズ像を配置した遊歩道、岩野勇三ブロンズコーナー、外堀をめぐる遊歩道が整備。
高田城の遺構としては、本丸を囲む土塁や内堀・外堀の一部が残るほか、本丸跡に三重櫓(さんじゅうやぐら)が復元されており、「日本の歴史公園100選」にも選定されています。
また関川の水を取り込んだ堀は蓮(ハス)の名所で、見頃の7月下旬〜8月中旬にはライトアップも実施されています。
戊辰戦争や凶作により貧窮した高田藩の財政を立て直すため、外堀に蓮を植え蓮根を育てたのが始まりという歴史ある蓮です。
高田城址公園の桜は、明治42年、第13師団の入城を祝い、在郷軍人団が城跡に2200本の桜を植樹したのが始まりで、現在は公園全体で4000本の桜が咲き誇り、「日本さくら名所100選」に選定。
例年4月上旬〜中旬に『高田城百万人観桜会』が開催され、3000個のぼんぼりに艶やかに桜が浮かび上がります。
ぼんぼりや「さくらロード」など、公園内のライトアップは、日没から21:00(最盛期は22:00まで)。
高田城三重櫓のライトアップは18:00~22:00になっています。
円山公園(京都府京都市)、丸山公園(長崎県長崎市)と並び「日本三大夜桜」の一つにも数えられています。
高田城址公園(高田城) | |
名称 | 高田城址公園(高田城)/たかだじょうしこうえん(たかだじょう) |
所在地 | 新潟県上越市本城町6-1 |
関連HP | 上越市公式ホームページ |
電車・バスで | JR高田駅から徒歩20分 |
ドライブで | 上信越自動車道上越高田ICから約4km |
駐車場 | 450台/無料、高田城百万人観桜会期間利用不可、周辺の臨時駐車場に駐車しシャトルバス(有料)を利用 |
問い合わせ | 上越観光コンベンション協会 TEL:025-543-2777 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag