賽の河原

賽の河原

新潟県佐渡市、複雑な海岸線が続く佐渡ヶ島・外海府(そとかいふ)海岸、二ツ亀と大野亀とを結ぶ自然遊歩道の途中に位置する霊場が、賽の河原(さいのかわら)。幼くして亡くなった子供の魂がここに集まると信じられている場所で、賽の河原の奥にある洞窟には、小石を積んだ塔や地蔵が並んでいます。

幼くしてなくなった子供の霊が集まるとされる地

小児に先立たれた親たちが河原に小石を積み上げては塚を作り、玩具を供えるという昔ながらの風習を今に伝える地で、「岩屋」と呼ばれる海蝕洞を利用した地蔵群など、冥途との境といわれるだけあって不思議な雰囲気を醸し出しています。

二ツ亀と大野亀をつなぐ磯伝いの遊歩道(2.6km)は、かつての旧道で、戦前は重要な生活道路として機能していました。
日本海が荒れる冬場は、隣の集落への移動も命がけだったと推測できます。
二ツ亀から賽の河原までは徒歩10分ほど。

賽の河原
名称 賽の河原/さいのかわら
所在地 新潟県佐渡市願
関連HP 佐渡市公式観光情報サイト
電車・バスで 両津港から新潟交通佐渡バスで1時間14分、願下車、徒歩10分
ドライブで 両津港(佐渡汽船旅客ターミナル)から約33kmで二ツ亀駐車場
駐車場 二ツ亀駐車場(60台/無料)
問い合わせ 佐渡観光交流機構 TEL:0259-27-5000/FAX:0259-23-5030
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
二ツ亀

二ツ亀

佐渡北端、海上に連なる沖の島(67.1m)、磯の島の2つの岩島が、2匹の亀がうずくまっているように見えることから名が付いた二ツ亀。景観の雄大さと透明度においては佐渡随一の二ツ亀海水浴場や、温水シャワーや水洗トイレも完備する二ツ亀キャンプ場、

大野亀

大野亀

対馬海流の荒波によって削られた海食崖や海岸段丘が発達した景勝地、佐渡の外海府(そとかいふ)の先端部分に突き出すようにそびえる岩が大野亀。50万株100万本のトビシマカンゾウの群落で、例年5月下旬〜6月上旬頃に見頃を迎えます。佐渡弥彦米山国定

 

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