新野の盆踊り|長野県阿南町

国の重要無形民俗文化財に指定される南信・阿南町の盆踊り。盆踊りは、楽器に合わせた踊りが一般的ですが、新野盆踊りは、いわゆる音楽が一切なし。櫓上にいる音頭取りの「音頭出し」と、その下で踊る踊り子の「返し」の声だけで踊りが進められる、素朴な盆踊りです。

3日3晩、夜を徹して踊り明かされる!

新野本町通りを会場に、三味線や太鼓など鳴り物を一切使わず、音頭取りと呼れる進行役歌に、輪になった踊り手が唱和して、8月14日〜16日の3日3晩、夜を徹して踊り明かされます。
踊りの種類は、扇子を持って踊る「すくいさ」「音頭」「おさま甚句」「おやま」と手踊りの「高い山」「十六」「能登」の7つ。
毎晩最初に踊るのは、「すくいさ」で、踊りの開始時間は21:00。

『新野の盆踊り』の創始は、定かではありません。室町時代の末期、享録2年(1529年)、祥雲山瑞光院建立の際の入仏式に三州振草下田(現在の愛知県東栄町)の人々が「おさま甚句」」を寺の庭で奉納。村の人たちが習ったのが始まりといわれています。
「おさま」とは「おっさま(和尚さま)」の転訛したもので、三州振草下田・長養院の光邦舜玉(こうこくしゅんぎょく)和尚が「おさま甚句」を創始したと東栄町には伝わっています。現在も長養院(愛知県北設楽郡東栄町下田平野7)は、「東栄さんさ発祥の地」として知られています。

新野の盆踊り|阿南町
開催日時 8月14日〜8月16日21:00〜翌6:00
所在地 長野県下伊那郡阿南町新野
場所 本町通り
関連HP 阿南町公式ホームページ
ドライブで 三遠南信自動車道天龍峡ICから約28km
問い合わせ 阿南町振興課 TEL:0260-22-4055
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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