夢農場

長野県北安曇郡池田町、池田町の東山の丘陵地帯に位置する水野建設が運営する農場が夢農場。4ha、7万株のラベンダー園と1haのジャーマンカモミール畑があり、花畑を巡る遊歩道が整備されています。カモミールの見頃は5月中旬～6月下旬、ラベンダーは早咲きと遅咲きの2タイプがあり6月上旬～7月下旬が見頃。

陸郷地区の地域おこしで誕生した花園

北海道・富良野のような光景が、信州でも味わえると人気の夢農場。
富良野などに比べて知名度がないので、比較的に人出が少ないのも、好印象。

春には山桜、菜の花も開花し、6月中旬～7月下旬ならラベンダー狩りも可能。
また売店で味わえるラベンダーソフトは、農場産のラベンダーを使用し、無着色・無香料のこだわりの品。

夢農場は、水野建設の故・水野龍二会長（蚕業技術員、農業従事を経て建設業開業）が、養蚕業衰退を背景にした人口減少、桑畑が荒廃した陸郷地区の地域おこしのため、平成元年から自ら重機を使って荒れ地を耕し、ラベンダー植栽し、本業の傍らで夢農場を始めたもの。

さらに、毎年100本～200本の山桜を植栽し続け、鳥たちがその実を啄（ついば）んで増やした結果、今では有名な陸郷の山桜（りくごうのやまざくら／桜仙峡）が誕生。
まさに｢小鳥が咲かせた桜の里｣で、豊盛公民館前（ほうせいこうみんかんまえ）がビューポイントになっています。

売店の売り上げを、夢農場や、、｢小鳥が咲かせた桜の里｣の整備費用に使っているとのことで、まさに地域活性が目的の花畑なのです。
池田町が「花とハーブの町」になった立役者の一人が、水野龍二さん（令和3年1月に74歳で急逝）だったのです。

安曇野おやき村も同じ水野建設の経営。
平成15年7月に水野建設の資材庫を改装し、オープンさせたものです。