阿蘇外輪山から流れ出る大野川の源流にあたる、大分県竹田市の陽目渓谷(ひなためけいこく)上流に位置する名瀑が白水の滝(しらみずのたき)。名の由来は、岩場から幾筋もの筋となって流れ落ちる姿が白糸を思わせるとも、99本の滝筋があり、100に1つ足りなかったので、百から一の横棒を抜いて白水の滝としたとの説もあります。
江戸時代には「陽目瀑」として知られていた
『豊後国志』にも「陽目瀑」と記され、かつては岡藩主中川氏による滝見の茶屋(現在は陽目の里キャンピングパーク・名水茶屋として整備)も設けられていました。
四季折々に彩りを変える木々と、壮大な滝との美しい景観は、多くの文人や画家にも愛されてきたのです。
なかでも冬は、黒々とした巨岩と緑のコケのコントラストが美しく、白糸のように流れ落ちる滝をさらに引き立てます。
また渓流続きの5km下流には、藩政時代から珍重された「陽目のり」が自生、周辺はヤマメの釣り場としても知られる自然の宝庫。
地質的には、阿蘇火砕流堆積物の溶結凝灰岩のギャップに懸かっり、2段で上段が落差20m、85m下流の下段が17mほど。
白水井路(明治35年完成)、荻柏原井路(大正15年完成)の水源にもなっています。
名勝地として国の登録記念物に指定。
なお、大野川の下流、竹田市大字次倉には重要文化財の白水ダムがあります。
白水の滝 | |
名称 | 白水の滝/しらみずのたき |
所在地 | 大分県竹田市荻町陽目 |
関連HP | 竹田市観光ツーリズム協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR豊後荻町駅からタクシーで20分 |
ドライブで | 東九州自動車道大分光吉ICから約62.3km |
駐車場 | 陽目の里名水茶屋駐車場(100台/無料) |
問い合わせ | 陽目の里 名水茶屋 TEL:0974-68-2210/FAX:0974-68-2210 |
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