大分県豊後大野市緒方町で、国の史跡指定を受けた宮迫東西石仏。これは、中世にこの緒方庄を支配した緒方惟栄(おがたこれよし)の命により、平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて彫られたと伝わる磨崖仏。500mほどの距離に東石仏と西石仏があります。大日如来は江戸時代には薬師如来、そして牛神として崇められたのだとか。
500mほどの距離に東石仏と西石仏が
緒方宮迫東石仏は、駐車場から100mほどの丘陵地の南斜面に、覆屋に覆われた仏龕があり、そのなかに高さ2.65mの大日如来坐像を中心に、向かって右に不動明王、左に持国天の立像が厚肉彫りに。
さらにその左右の側壁に吽形・阿形の仁王立像、計5体が並び、朱や黄色などで彩色が施されています。
また仁王像の左には2基の磨崖宝塔がありますが、これは後の室町時代初期に刻まれたもの。
緒方宮迫東石仏 | |
名称 | 緒方宮迫東石仏/おがたみやさこひがしせきぶつ |
所在地 | 大分県豊後大野市緒方町久土知 |
関連HP | 豊後大野市公式ホームページ |
電車・バスで | JR緒方駅から徒歩30分 |
ドライブで | 大分自動車道大分米良ICから約42km |
駐車場 | 宮迫東石仏駐車場(10台/無料) |
問い合わせ | 豊後大野市社会教育課文化財係 TEL:0974-42-4141 |
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