伊豆ヶ岳・正丸峠ハイキングコース

埼玉県飯能市と秩父郡横瀬町の境界、旧国道の通る標高651mの峠が、正丸峠。秩父と奥武蔵を結ぶかつての峠越えのルートにあたり、旧国道は今でも車で到達可能。西武秩父線・正丸駅を起点に正丸峠から伊豆ヶ岳へと周回するハイキングコースが伊豆ヶ岳・正丸峠ハイキングコースです。

正丸駅から伊豆ヶ岳を目指す

奥武蔵屈指の人気のコースで、正丸駅を起点に正丸峠から伊豆ヶ岳を往復して所要4時間。
伊豆ヶ岳山頂は奥武蔵屈指の展望台で、伊豆まで指呼のうちという大展望が山名の由来で、山頂部がチャートでできているため、突出したピークが生まれたもの。

旧国道（昭和11年に開通した正丸峠ドライヴウエー）の正丸峠には昭和16年創業という「おくむら茶屋」もあり、秘伝のタレで食べるジンギスカン料理、名物の正丸丼（豚肉を甘辛の味噌だれで焼いた丼）を味わうことができます。
江戸時代、江戸と秩父と結ぶ往還で、秩父札所巡礼にも使われた旧正丸峠（標高655m）は、旧国道の正丸峠の北東1kmほどに位置しています（現在の国道299号は旧正丸峠のさらに北東を正丸トンネルで抜け、時代の変遷を垣間見ることができます）。

伊豆ヶ岳・正丸峠ハイキングコース【コースタイム】

西武秩父線・正丸駅〜（徒歩1時間25分）〜正丸峠・「おくむら茶屋」〜（徒歩30分）〜小高山〜（徒歩35分）〜伊豆ヶ岳〜（徒歩45分）〜かめ岩〜（徒歩55分）〜正丸駅

伊豆ヶ岳

埼玉県飯能市、伊豆の山々まで見渡すことができるというのが名の由来という奥武蔵の名峰、伊豆ヶ岳。標高は850.9mとさほどではありませんが、山体は両神山と同じでチャート（角岩）で形成され、頂上直下は急峻で、ハイカーの人気を集めています。西武秩