織田信長が築いた安土城(「日本100名城」選定)の天守は、信長の天下布武(てんかふぶ)の象徴だった建物で、安土城跡の本丸跡に天守台跡が残されています。天守5階は正八角形の「八角の段」となり宇宙をかたどっていました。内部には仏教の世界観を示し、柱や天井はすべて朱漆で塗られていたのだとか。
天下布武の象徴だった天守の跡には礎石、石垣が現存
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安土城天守(天主)の礎石は今も天守台跡に現存していますが、中央部の1つだけが欠けています。
失われた可能性は低く、もともと中央の柱がなかったと推測されています。
信長はこの天守で生活していたと推測され、6階は正方形で、「四角の段」と呼ばれ、外観は金箔、内部は黒漆塗りが施されていました。
内部に道教・儒教の教義を描くなど信長の独特の世界観、哲学を示すユニークな構造でした。
天守のあった天守台は、礎石を残すのみですが、山麓の登城口から30分ほどで到達可能です。
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安土城 天守台跡 | |
名称 | 安土城 天守台跡/あづちじょう てんしゅだいあと Foundation of a Azuchi Castle Tower |
所在地 | 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦 |
関連HP | 近江八幡観光物産協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR琵琶湖線安土駅から徒歩25分 |
ドライブで | 名神高速道路蒲生スマートICから約11km。竜王IC、八日市ICから約14km |
駐車場 | 特別史跡安土城跡前駐車場(150台/有料) |
問い合わせ | 安土駅前観光案内所 TEL:0748-46-4234/FAX:0748-46-4234 |
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