彦根城・太鼓門櫓

彦根城・太鼓門櫓

彦根城本丸への登城道で最後の関門として立ちふさがるのが太鼓門櫓(たいこもんやぐら)。国の重要文化財に指定される太鼓門櫓は、門櫓の南側に屈曲に続櫓が備えられています。登城合図用の太鼓の音を響かせるためなのか(定かでありません)、東側の壁がない構造になっています。太鼓門櫓を過ぎると、正面に天守が現れ、時報鐘の前となります。

この櫓門も他の城から移築されたもの

太鼓門櫓も、天守、天秤櫓、西の丸三重櫓と同様に、築城時に他の城から移築されたもの。
門の柱に古い釘穴が多数あったことから、かつては彦根山の山上にあった寺の山門を移築したとされていましたが、昭和31年〜32年の解体修理工事の際に城の城門だったことが判明しましたが、さて、どこの城だったのかは今も謎に包まれています。

彦根城・太鼓門櫓
名称彦根城・太鼓門櫓/ひこねじょう・たいこもんやぐら
所在地滋賀県彦根市金亀町1-15
関連HP彦根城公式ホームページ
電車・バスでJR彦根駅から徒歩15分
ドライブで名神高速道路彦根ICから約2.8kmで二の丸駐車場
駐車場二の丸駐車場(40台/有料)・京橋口駐車場(160台/有料)・桜場駐車場(110台/有料)・大手前駐車場(25台/有料)
問い合わせ彦根城管理事務所 TEL:0749-22-2742/FAX:0749-22-2905
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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