静岡県伊東市川奈、川奈港の東、川奈ホテルゴルフコース・富士コースの広がる岬の先端に建つ白亜の灯台が、川奈埼灯台。「世界ゴルフ100選」にも選定されるゴルフコース、東北端エクストラホールの脇に建つため、脚がゴルフティーの形をイメージしたデザイン灯台になっています。
川奈ホテルゴルフコース横に建つデザイン灯台
昭和11年、川奈ホテルの開業と同時にオープンした川奈ホテルゴルフコース・富士コース。
コース設計は世界的なコース設計家であるイギリス人C.H.アリソン(Charles Hugh Alison)で、ハイカラ男爵で「バロン・オークラ」と称された大倉財閥2代目・大倉喜七郎が若き日を過ごした英国のカントリーエステート(田舎にある貴族の豪邸)をイメージしたホテルとゴルフコースになっています。
11番のパー5のグリーン奥に建つのが川奈埼灯台。
灯台のふもとにエクストラホール(159ヤード・パー3)のティーグラウンドがあり、別名、大倉ホールと呼ばれています(世界的に非常に知名度の高いゴルフコース設計家ピート・ダイが絶賛した場所)。
川奈埼灯台は、塔高13m、平均海面から灯火までの灯火標高54m、光達距離は13海里(24.1km)です。
初点灯は、昭和32年3月なので(マリリンモンローがジョー・ディマジオと川奈ホテルに宿泊したのは昭和29年2月)、川奈ホテルゴルフコースをランウドする人々を意識したデザイン灯台ということに。
川奈埼灯台へのアクセスは川奈ホテルゴルフコース・富士コースを通るため、海上から眺める以外は一般には無理で、ゴルフコースをラウンドする人のみが近くで眺める特権を有しています。
川奈埼灯台近くには幕末に沼津藩が築いた異国船監視の川奈崎台場が築かれていますが、この台場跡もゴルフコースの横にひっそりと眠っています。
川奈埼灯台 | |
名称 | 川奈埼灯台/かわなざきとうだい |
所在地 | 静岡県伊東市川奈1459 |
関連HP | 川奈ホテルゴルフコース公式ホームページ |
電車・バスで | 川奈駅からタクシーで5分 |
ドライブで | 真鶴道路福浦ICから約36km |
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