商家「駒屋」
東海道では貴重な本陣遺構が残る二川宿(ふたがわしゅく/愛知県豊橋市)。商家「駒屋」は、二川宿で商家を営むかたわら、問屋役や名主などを勤めた田村家の遺構で、主屋・土蔵など8棟の建物が現存し、公開されています。二川宿の本陣と…
東海道では貴重な本陣遺構が残る二川宿(ふたがわしゅく/愛知県豊橋市)。商家「駒屋」は、二川宿で商家を営むかたわら、問屋役や名主などを勤めた田村家の遺構で、主屋・土蔵など8棟の建物が現存し、公開されています。二川宿の本陣と…
東海道二川宿(ふたがわしゅく/愛知県豊橋市)にある旧東海道の本陣遺構で、東海道で現存するのは近江・草津宿(滋賀県草津市)とここだけ。文化4年(1807年)〜明治3年まで本陣を務めた馬場家の遺構で、表門、主屋、書院棟、土蔵…
京都市街を流れる鴨川に架かる、江戸時代の東海道と中山道の終点となる三条大橋。現在の橋は昭和25年に架橋されたものですが欄干には豊臣秀吉の命により改修された時代の擬宝珠も配されています。室町時代初期には、簡素な構造の橋が架…
江戸の入口には東海道沿いの鈴ヶ森刑場(現・東京都品川区南大井)と日光街道沿いの小塚原刑場(荒川区南千住2丁目)、八王子・浅川河原(八王子市大和田町)の大和田刑場と3ヶ所の処刑場がありましたが、慶安4年(1651年)に東海…
大井川の川止めで栄えたかつての宿場町、島田宿。江戸時代の旅人は、この「越すに越されぬ」大井川を、川越人足の助けによって渡っていました。川岸にある島田宿大井川川越遺跡には、川越えの料金を決める川会所(かわかいしょ)や、川札…
東海道で唯一現存する旅籠(はたご)「大橋屋」(街道時代の屋号は「伊右エ門鯉屋」)が残るのが赤坂宿。大火後の1733年(享保18年)時点で赤坂宿には83軒の旅籠がありましたが、大橋屋は大旅籠に属する部類。間口23間、奥行き…
東海道の江戸から35番目の宿場町、御油宿(ごゆしゅく)は、街道時代には本陣・脇本陣を含め62軒の旅籠が軒を連ねていた大宿。江戸から76里4丁と日本橋からちょうど400kmの場所に位置していました。現在も御油町には、昔なが…
東海道御油宿の羽川のたもとに位置する「御油の松並木資料館」は、御油宿、赤坂宿の歴史や御油の松並木について紹介、解説する歴史資料館。規模は大きくありませんが地元に残る貴重な資料など100点余が展示されています。
『東海道中膝栗毛』の中で、弥次さん喜多さんがキツネに化かされたという松並木が愛知県豊川市御油町にある御油の松並木。旧東海道・御油宿から赤坂宿の間は600mにわたって松の大木が立ち並んでいます。旧東海道の中で唯一、国の天然…
木曽三川の河口に位置したことで、尾張、伊勢、美濃3国の、木材や米などの集散地となった桑名。近世城郭は、関ヶ原合戦直後の1601(慶長6)年、徳川家康が徳川四天王のひとり、本多忠勝を桑名に封じたことに始まります。現存するの…
東海道は宮宿(熱田宿=名古屋市熱田区)から「七里の渡し」で伊勢湾の海上を船で渡り(所要は3時間から4時間と推定されています)、揖斐川河口(桑名城の脇)に位置した桑名宿の渡船場に上陸しました。江戸時代の「海上国道」で、その…
江戸と京を結んだ東海道は宮宿(愛知県名古屋市熱田区)から桑名宿(三重県桑名市)まで伊勢湾を船で渡りました(海路を嫌った人のための佐屋街道もありました)。その距離から「七里の渡し」と呼ばれた航路で、その渡船場跡が「宮の渡し…
地鯉鮒宿(ちりふしゅく/現・知立市)と鳴海宿(なるみしゅく/現・名古屋市緑区鳴海町)の間にある東海道の宿場(間の宿)が有松宿で、間の宿ながら愛知県内の宿場では往時の様子をもっとも色濃く残している宿場です。1608(慶長1…
江戸時代に東海道の「間の宿」として栄えた有松(ありまつ/名古屋市緑区)の名物が有松絞り。その家並みは重要伝統的建造物群保存地区となっていますが、その一画に建つ有松鳴海絞会館は、絞りの歴史資料や技術を、実物で展示解説する資…
愛知県内に現在も残る5つの一里塚のひとつで、名古屋市内では唯一残っているもの。一里塚は1604(慶長9)年に徳川幕府が街道を整備し、一里(約4km)ごとに塚を築き、その上に木を植えて道しるべとしたもの。笠寺一里塚は、東海…
笠寺観音は、正式名を笠覆寺(りゅうふくじ)といい、創建は736(天平8)年という古刹。雨でずぶぬれになった十一面観世音菩薩に、自分の笠をとってかぶせた心の優しい娘を藤原兼平がみそめ、妻として迎えたという玉照姫の伝説が残さ…
東海道島田宿は、対岸の金谷宿ともに、大井川の川留めで繁栄した宿場です。 大井川の通常の水位は、帯の位置ので帯通2尺5寸(約76cm)。これが脇まで増水の脇通4尺五寸(約136cm)を超えると川留めとなりました。 大井川の…
掛川市のマンホールの絵柄はズバリ、掛川城。 掛川市の玄関口でもあるJR掛川駅の在来線ホームをつなぐ跨線橋の窓からも掛川城の美しい姿が見られるように設計されています。