笠置寺
京都府相楽郡笠置町、木津川の南にそびえる笠置山(標高288m)は、全山が花崗岩の山で、古来から巨岩信仰の対象となっていた地。奈良時代に仏教の普及に伴って東大寺の良弁僧正、実忠僧正が弥勒大磨崖仏を刻んだのが寺としての始まり…
京都府相楽郡笠置町、木津川の南にそびえる笠置山(標高288m)は、全山が花崗岩の山で、古来から巨岩信仰の対象となっていた地。奈良時代に仏教の普及に伴って東大寺の良弁僧正、実忠僧正が弥勒大磨崖仏を刻んだのが寺としての始まり…
福島県福島市、信夫山の中腹にある磨崖仏が、岩谷観音。江戸時代に刻まれた三十三観音、地蔵尊、不動尊など60余体があり、壮観。現存する観音堂は慶長19年(1614年)の再建ですが、もともとは平安時代末期〜鎌倉時代頃に創建の窟…
広島県三原市小泉町、白滝山山上に建つ龍泉寺、本堂背後の山頂部、八畳岩に彫られた等身大の磨崖仏(まがいぶつ)が、龍泉寺磨崖仏。釈迦三尊像など花崗岩に刻まれた半肉彫の19体の仏像群で、江戸時代初期のものだと推測され、三原市の…
広島県三原市鷺浦町、波打際の花崗岩に彫刻された広島県の重要文化財に指定される地蔵尊が、磨崖和霊石地蔵(まがいわれいしじぞう)。石碑に移刻された銘文から正安2年(1300年)に刻まれた地蔵尊だということがわかります。干潮時…
大分県宇佐市、国道500号からほど近い、宇佐市安心院町楢本(あじむまちならもと)地区にある磨崖仏が、楢本磨崖仏(ならもとまがいぶつ)。高さ4.5m、横幅40mの2段になった岩に、不動明王や薬師如来など、40数体にも及ぶ像…
大分県大分市、大分市街の南、上野丘(うえのがおか)台地の東端にある磨崖仏が、大分元町石仏。敏達天皇(びだつてんのう=6世紀)の時代に、百済(くだら)の渡来僧・日羅により刻まれたと伝わり、国の史跡にも指定。薬師如来が中心で…
奈良県奈良市、奈良と柳生を結ぶ柳生街道(滝坂の道)途中にある岩に刻まれた磨崖仏が柳生街道・寝仏。智拳印(ちけんいん)を結ぶ金剛界大日如来坐像(像高48cm)部分が街道脇に転がり落ち、仏様が寝ころんだ状態になっているのがそ…
兵庫県神戸市西区押部谷町木津(きづ)の断崖に刻まれた磨崖仏(まがいぶつ)が木津の磨崖仏。礫岩と砂岩の崖(高さ5.6m、幅100m)に刻まれた像高42cmの阿弥陀如来坐像とその左右に3体ずつ配された像高25.2cm~28….
北アルプス・剣岳の麓、富山県中新川郡上市町にある真言密宗の大本山が大岩山日石寺(おおいわさんにっせきじ)。寺伝では奈良時代の神亀2年(725年)、行基の開基といい、本尊は凝灰岩の大岩壁に刻まれた磨崖仏(不動明王像)。磨崖…
大分県豊後高田市にある応暦寺(おうれきじ)。国東半島(くにさきはんとう)に点在する寺院群・六郷満山(ろくごうまんざん)中山本寺のひとつです。その本堂左横から奥の院に続く山道を250mほど上った先の岩壁にある磨崖仏が、県指…
大分県豊後高田市の田染真中地区にあり、元宮八幡社の境内北側の岩壁に造られた、龕(がん)のなかに彫られた磨崖仏が元宮磨崖仏。向って右から毘沙門天 、矜羯羅童子(こんがらどうじ)、不動明王、持国天(じこくてん) 、地蔵菩薩の…
大分空港と豊後高田市を結ぶ大分県道34号(豊後高田安岐線)沿いにある磨崖仏が鍋山磨崖仏。道から80段の石段を上った鍋山中腹の岩壁に不動明王・矜羯羅童子(こんがらどうじ)・制多迦童子 (せいたかどうじ)からなる不動三尊立像…
大分県豊後大野市緒方町で、国の史跡指定を受けた宮迫東西石仏。これは、中世にこの緒方庄を支配した緒方惟栄(おがたこれよし)の命により、平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて彫られたと伝わる磨崖仏。500mほどの距離に東石仏と…
祖母傾山系の山々と緒方平野、水路が織りなす景色が心なごむ大分県豊後大野市緒方町。のどかな田園風景が広がる山里ですが、いにしえの石造文化も残る場所にもなっています。宮迫西石仏(国の史跡)は、中世・緒方庄を支配した緒方惟栄(…
大分県豊後大野市千歳大迫地区の国道57号沿いにある、高さ3.2mの磨崖仏が大迫磨崖仏(おおさこまがいぶつ)。鎌倉時代後期とも、室町時代(天文2年頃)の作ともいわれる巨大な大日如来像です。古くから「牛神」として地元でも信仰…
大分県豊後大野市、日本最大級の普光寺磨崖仏があることで知られる普光寺は、敏達天皇12年(583年)、日羅(にちら)開山と伝わる、真言宗古義派の霊場。凝灰岩の巨大な岩盤に刻まれた普光寺磨崖仏は、鎌倉時代の磨崖仏で、大分県の…
大分県豊後大野市を流れる大野川西岸の丘陵中腹に彫られた、平安末期とも鎌倉時代の作とも伝わる石仏が犬飼石仏(いぬかいせきぶつ)。阿蘇凝灰岩の岩壁には、不動明王像を中尊とし、左右に矜羯羅童子(こんがらどうじ)、制吒迦童子(せ…
大分県臼杵市(うすきし)にある磨崖仏(まがいぶつ=岩肌に刻まれた仏像)で、阿蘇山から噴出した火砕流が溶結してできた、阿蘇溶結凝灰岩という軟質の石に彫られた石仏群が国宝臼杵石仏。4エリアに分かれ、地名によって「ホキ石仏第1…