徳島県阿南市にある四国八十八ヶ所霊場第22番札所が平等寺。寺伝によると792(延暦11)年、空海(弘法大師)がこの地で修行中、母親の厄除け祈願をしていたところ空中に五色の雲がたなびき、薬師如来を感得。100日の修行ののちに薬師如来像を刻み、伽藍を建立して本尊として安置、人々を平等に救うために寺号を平等寺としたとのこと。
今でも湧き出る白い霊水は万病に効くとか
空海が開山した時、加持水を求めて地面を掘ったところ乳のような白い霊水が湧きだしたといい山号の白水山はこの霊水に由来。
この泉は、今も男坂の下にこんこんと湧き、万病に霊験あらたかな「開運鏡の井戸」として親しまれています。
容器が用意されているので持ち帰ることも可能。
天正年間(1573年〜1592年)に長宗我部元親軍の兵火により堂宇は焼失し、藩政時代になって再建されています。
健脚に霊験あらたかといわれ、足腰の丈夫を祈願する人が多いのも特長。
本堂にある3台の箱車は、大正・昭和に医者に見放された足の不自由な人が巡礼を始め、平等寺で霊験をさずかって足が治ったため奉納したもの。
霊場間の距離・時間
21番札所・太龍寺(徳島県阿南市加茂町龍山) — (14km/25分) — 22番札所・平等寺(徳島県阿南市新野町秋山) — (23km/30分) — 23番札所・薬王寺(徳島県海部郡美波町奥河内寺前)
平等寺(四国八十八ヶ所霊場第22番札所) | |
名称 | 平等寺(四国八十八ヶ所霊場第22番札所)/びょうどうじ Temple 22: Byoudouji |
所在地 | 徳島県阿南市新野町秋山177 |
関連HP | 平等寺公式ホームページ 四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページ |
電車・バスで | JR新野駅からタクシーで5分 |
ドライブで | 神戸淡路鳴門自動車道鳴門ICから約42km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 平等寺 TEL:0884‐36‐3522/FAX:0884‐36‐2033 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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