桜ヶ丘いろは坂(『耳をすませば』の聖地)

桜ヶ丘いろは坂(『耳をすませば』の聖地)

東京都多摩市桜ヶ丘、聖蹟桜ヶ丘駅から歩いて10分、ヘアピンカーブを描くいろは坂通り途中にある階段の坂道が、いろは坂。有名な日光・いろは坂との混同を避けるため、桜ヶ丘いろは坂と呼ばれています。スタジオジブリのアニメ映画『耳をすませば』ゆかりの地としても知られています。

多摩市にあるヘアピンカーブと階段は、『耳をすませば』の舞台

桜ヶ丘いろは坂(『耳をすませば』の聖地)
ここが東京!? いろは坂通りのヘアピンカーブ

平成7年公開のアニメ映画『耳をすませば』(『りぼん』に連載の柊あおいの漫画作品が原作、主題歌は『カントリー・ロード』/スタジオジブリ制作)では、読書が好きな中学3年・月島雫が猫を追って駅前から坂の途中にある図書館に向かうシーンで登場。
映画で図書館の建つ場所にはいろは坂桜公園があり、実際には図書館はありません。

スタジオジブリの公式な発表はありませんが、主人公・月島雫の住む団地(原作ではとある県の一軒家という設定)は、多摩市愛宕2丁目の都営愛宕団地。
図書館へ行くための最寄駅となる「杉の宮駅」が、聖蹟桜ヶ丘駅で、坂の上の図書館は実在していません。
聖蹟桜ヶ丘駅の西口広場には、映画に登場した「地球屋」をモチーフにしたモニュメント「青春のポスト」も設置され、『耳をすませば』の聖地であることをPRしています。

日光のいろは坂の短縮版ともいえるいろは坂通りが、映画で図書館への往復の道。
桜ヶ丘いろは坂の階段は、月島雫が自分で創作した物語を創造しながら一気に階段を駆け下りるという印象的なシーンにも使われ、『耳をすませば』の重要な巡礼の地となっています。

坂の上の金比羅宮は、映画で同級生・杉村が雫に告白した場所のモデルといわれています。
坂の上には、映画には登場しませんが、関戸城天守台跡と呼ばれる場所があり、聖蹟桜ヶ丘を一望にできます。

映画で、猫を追いかけて月島雫がたどり着くロータリーは、さらに南に歩いた桜ヶ丘ロータリーで、珍しいラウンドアバウト(環状交差点)。
中心の島の周囲を一方通行で周回する方式のロータリーで、信号機や停止線がない完全なラウンドアバウトになっています。

桜ヶ丘いろは坂(『耳をすませば』の聖地)
坂の上の金比羅宮
桜ヶ丘いろは坂(『耳をすませば』の聖地)
名称 桜ヶ丘いろは坂(『耳をすませば』の聖地)/さくらがおかいろはざか(『みみをすませば』のせいち
所在地 東京都多摩市桜ヶ丘4丁目
電車・バスで 京王電鉄聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩10分
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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