岐阜県三大古墳とは!?

岐阜県三大古墳とは!?

岐阜県最大の古墳は、大垣市の昼飯大塚古墳で、墳丘長150m、畿内の大王墓に準ずる大首長墓です。さらに各務原市の坊の塚古墳(120m)、岐阜市の琴塚古墳(115m)と続き、4世紀〜5世紀に100mを超える巨大な前方後円墳が美濃に築かれていたことがわかります。

昼飯大塚古墳

所在地:岐阜県大垣市昼飯町大塚175ほか
墳丘長:150m(前方後円墳)/東海地方第3位
築造の年代:4世紀末(古墳時代中期)
史跡指定:国の史跡
被葬者:畿内の大王墓に準ずる大首長墓で、ヤマト王権と密接な関係を有した首長

昼飯大塚古墳

岐阜県大垣市にある昼飯大塚古墳(ひるいおおつかこふん)は、4世紀末(古墳時代中期)に築かれた墳丘長150m(周壕を含めると推定約180m)という東海地方第3位、岐阜県下最大の前方後円墳。後円部・前方部ともに3段築成で、斜面には葺石を、平坦面

坊の塚古墳

所在地:岐阜県各務原市鵜沼羽場町5-26
墳丘長:120m(前方後円墳)
築造の年代:4世紀末〜5世紀前半(古墳時代中期)
史跡指定:岐阜県の史跡
被葬者:木曽川の水運を掌握した首長

坊の塚古墳

坊の塚古墳

岐阜県各務原市(かかみがはらし)鵜沼羽場町、各務原台地の東端に築かれた前方後円墳が、坊の塚古墳。墳丘長は120mで、昼飯大塚古墳(墳丘長150m/大垣市)に次いで岐阜県下第2位の巨大古墳。4世紀末〜5世紀前半(古墳時代中期)の築造だと推測さ

琴塚古墳

所在地:岐阜県岐阜市琴塚5
墳丘長:115m(前方後円墳)
築造の年代:5世紀頃(古墳時代中期)
史跡指定:国の史跡
被葬者:5世紀に濃尾平野を支配した首長

琴塚古墳

琴塚古墳

岐阜県岐阜市、金華山の東、名鉄美濃町線琴塚駅跡近くにある前方後円墳が、琴塚古墳。市街地に取り囲まれた古墳ですが、墳丘長115mで、岐阜県では昼飯大塚古墳(墳丘長150m/大垣市)、坊の塚古墳(120m/各務原市)に次い第3位の巨大古墳。国の

岐阜県三大古墳とは!?
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