世界遺産熊野本宮館

世界遺産熊野本宮館

和歌山県田辺市本宮町本宮、熊野本宮観光協会も入る世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」・熊野古道観光の拠点施設。「本宮と熊野信仰」、「熊野参詣の変遷」、「熊野本宮の伝承・風土と歳時記」をテーマにした展示が行なわれているほか、世界遺産関連の紹介が行なわれています。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の拠点施設

世界遺産展示「展示&交流空間“Kii Spirit”」(和歌山県世界遺産センター)では、全体像を鳥瞰するランドサットマップ(衛星地図)、全盛期に「蟻の熊野詣」といわれた熊野参詣道の紹介、さらに地域の人の営みや暮らしの風景、民話などに触れ、幅広い観点から熊野信仰を解き明かしています。

もともと熊野信仰は、日本古来の神々と仏教、さらには修験道が習合した神仏習合の信仰。
祀られたのも熊野権現(熊野三所権現)で、阿弥陀如来(本宮)は来世の救済、薬師如来(新宮)は過去の救済、千手観音(那智)は現世の利益をつかさどるというのが教義でした。

日本の八百万の神々は、実は様々な仏が化身として日本の地に現れた権現(ごんげん)だとする考えが、仏教が興隆した時代に発生した神仏習合思想「本地垂迹説」(ほんじすいじゃくせつ)で、西国三十三所巡りの始まる12世紀頃には、この考えが確立、全国に広まっています。
こうした背景を知ってから、熊野本宮大社に参拝し、熊野古道を歩けば、世界遺産になったその文化的な価値がより深く理解できることでしょう。

世界遺産熊野本宮館
名称 世界遺産熊野本宮館/せかいいさんくまのほんぐうかん
所在地 和歌山県田辺市本宮町本宮100-1
関連HP 世界遺産熊野本宮館公式ホームページ
電車・バスで JR新宮駅から熊野交通バス・奈良交通バス熊野本宮方面行きで1時間23分、熊野本宮下車、徒歩すぐ
ドライブで 阪和自動車道南紀田辺ICから約57km
駐車場 58台/無料
問い合わせ 世界遺産熊野本宮館 TEL:TEL 0735-42-0751/FAX:0735-42-0752
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

熊野本宮大社

世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の中心的な存在。熊野速玉大社、熊野那智大社と並んで熊野三山のひとつで、日本全国に3000社近くある熊野神社の総本社。神武天皇東征以前の創建と伝わる古社で、もとの社地は現在大鳥居が立つ十津川下流の

那智参詣曼荼羅

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