愛知県名古屋市中区、国の特別史跡で、日本三名城にも数えられる名古屋城の本丸大手、南正門となるのが本丸表二之門。貫(ぬき)部分に元和5年(1619年)の墨書があり、清州城・小天守の移築との伝承がある西北隅櫓完成と同じ年ということに。戦災を免れた貴重な遺構で、国の重要文化財に指定されています。
本丸大手(本丸の玄関口)の外門
古名は、南二之門で、南一之門(表一之門)と、大手枡形(おおてますがた)を形成。
名古屋城本丸の東南角を守備する、東南隅櫓の西隣に位置する本丸大手(本丸の玄関口)の外門。
本丸表二之門(外門)をくぐった先には、堅牢な櫓門形式の表一之門(内門)が内側に建ち、枡形を形成していましたが、表一之門は戦災で焼失。
表二之門は、本瓦葺きの高麗門形式で、軒廻りは、漆喰塗籠(しっくいぬりこめ)、柱や扉には鉄板を打ち付けた堅牢な造り。
両横には同じ高さで土塀が続き、鉄砲狭間が開いています。
屋根が小さいのは、斜め上方から視界を防げず、人の出入りがわかりやすいという利点があるため。
本丸東二之門、二之丸大手二之門も同じ形式の門です。
名古屋城・本丸表二之門 | |
名称 | 名古屋城・本丸表二之門/なごやじょう・ほんまるおもてにのもん |
所在地 | 愛知県名古屋市中区本丸1-1 |
関連HP | 名古屋城公式ホームページ |
電車・バスで | 名古屋市営地下鉄名古屋城駅から徒歩5分 |
駐車場 | 正門前駐車場(319台/有料)、二之丸東駐車場(202台/有料) |
問い合わせ | 名古屋城総合事務所 TEL:052-231-1700 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag