津軽五所川原駅(青森県五所川原市)と津軽中里駅(北津軽郡中泊町)を結ぶ全長20.7kmのローカル鉄道が津軽鉄道。昭和5年7月15日に五所川原駅(現・津軽五所川原駅)〜金木駅間(12.8km)が開業、11月13日に全線が開業しています。12月〜3月には客車内にダルマストーブを設置するストーブ列車を運行。
四季折々のイベント列車に注目!
イベント列車としては、7月〜8月の『風鈴列車』、9月1日〜10月中旬の『鈴虫列車』(車内にスズムシが入った虫籠を設置)、6月中旬〜9月には作家・太宰治(生家の太宰治記念館 「斜陽館」は、金木駅下車)に因んで、車内に作品の一節などを掲示し、「津軽半島観光アテンダント」が小説『津軽』の一部を朗読する『太宰列車』を運行するなど、観光路線としても力を入れています。
現有のディゼルカー、津軽21形は、太宰治の作品から「走れメロス」の愛称がつけられています。
ディーゼル機関車のDD350形は、昭和23年に新潟鐵工所で製造された元国鉄オハフ33 520を改造したオハフ33形など、レトロな客車を牽引。
機関車に暖房用蒸気供給設備がないため、冬期は客車にダルマストーブを設置。
有人駅は、津軽五所川原駅、金木駅、津軽中里駅の3駅で、ほかは無人駅です。
12月〜3月のストーブ列車運行期間中には、予約で「ストーブ弁当」を、4月〜5月には「さくら弁当」を、6月〜8月には太宰が好んだ食材をたっぷりと詰め込んだ「だざい弁当」を、9月〜11月には「いなほ弁当」を味わうことが可能。
3日前までに2個以上の注文が必要(津軽鉄道本社、津軽五所川原駅、金木駅のいずれかに電話で予約)。
津軽五所川原駅〜津軽中里駅の所要は、31分〜45分なので、車内で味わうのは少し慌ただしいのが残念ですが、内容充実で、かなりコスパもいい駅弁です。
起点駅の津軽五所川原駅は、JR五能線の五所川原駅に隣接し、五能線の「リゾートしらかみ」から津軽鉄道への乗り継ぎも可能。
津軽鉄道 | |
名称 | 津軽鉄道/つがるてつどう |
所在地 | 青森県五所川原市・北津軽郡中泊町 |
関連HP | 津軽鉄道公式ホームページ |
問い合わせ | 津軽鉄道運輸課 TEL:0173-34-2148 |
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