日光山輪王寺大猷院・大猷院廟(拝殿・相の間・本殿)
徳川家光の霊廟である日光山輪王寺大猷院(にっこうさんりんのうじたいゆういん)。大猷院は徳川家光の諡号(しごう=おくり名)ですが、歴代の将軍が参詣し、着座したのが大猷院廟の拝殿。大猷院廟は、その奥に相の間、本殿と続く造りと…
徳川家光の霊廟である日光山輪王寺大猷院(にっこうさんりんのうじたいゆういん)。大猷院は徳川家光の諡号(しごう=おくり名)ですが、歴代の将軍が参詣し、着座したのが大猷院廟の拝殿。大猷院廟は、その奥に相の間、本殿と続く造りと…
日光山輪王寺大猷院の拝殿・相の間・本殿の入口に建つのが唐門。東照宮の拝殿・石の間・本殿前の唐門と同様で、左右に拝殿・相の間・本殿を囲む瑞垣が延びています。承応2年(1653年)築で国の重要文化財、世界遺産「日光の社寺」の…
3代将軍・徳川家光の廟所、日光山輪王寺大猷院(にっこうざんりんのうじたいゆういん)の境内は、地形を活かしての石段が続き、人界から天上界に昇って行くような印象です。二天門からさらに屈曲した階段を上ると夜叉門(やしゃもん)。…
3代将軍・徳川家光の廟所、日光山輪王寺大猷院(にっこうざんりんのうじたいゆういん)で、仁王門から石段を上った先にある二番目の門が二天門です。向かって左手に持国天、右手に増長天の二天を祀るのが名の由来です。近年まで増長天は…
徳川家康の廟所の日光東照宮に対し、日光山輪王寺の大猷院(たいゆういん)は寛永の造替を行なった徳川家光の廟所。別当所(管理する僧院)の龍光院前に建ち並ぶ石灯籠群は、諸大名が奉納したもので、「石の灯籠」として国の重要文化財、…
日光東照社(現・日光東照宮)の寛永の造替で日光山を整えた3代将軍・徳川家光の廟所が日光山輪王寺の大猷院(たいゆういん)。その入口に建つのが仁王門です。密迹金剛力士(みしゃくこんごうりきし)と那羅延金剛力士(ならえんこんご…
徳川家康は、隠居先の駿府城で没した後、遺言で久能山に葬られ、さらに日光に改葬されます。天海大僧正の意見が通り、東照大権現の神号が贈られます。最初に誕生した久能山東照宮と日光東照宮、そして生誕の地・岡崎城の鬼門封じとして創…
徳川家康の遺言により徳川2代将軍・徳川秀忠が元和3年(1617年)に造営し、3代将軍・徳川家光が現在の形へと大改修(寛永の造替)を行なった徳川家康の霊廟が、栃木県日光市の日光東照宮。「日光を見ずして結構と言うなかれ」とい…
日光東照宮でもっとも重要な空間が御本社で、拝殿・石の間・本殿の3つの建物で構成されています。拝殿左右には、「将軍着座の間」・「法親王着座の間」があります。3代将軍・徳川家光の命により寛永13年(1636年)に造営されたも…
日光東照宮は、徳川家康の廟所として築かれた神仏習合の霊山。まずは久能山に祀り、その後、日光山に改葬という家康の遺言を受け、天台宗の天海大僧正の主張(山王一実神道で祀る)で東照大権現として祀られましたが、その墓所が日光東照…
日光東照宮の本社(本殿・石の間・拝殿)を取り囲む東西回廊(国宝)のうち、東回廊に備え付けられた奥社へと続く潜門(国宝)の蟇股(かえるまた=梁の上でカエルの股のように下方に開いて荷重を支える部材)に配された彫刻が有名な眠り…
日光東照宮の拝殿前、祈祷殿横から徳川家康(東照大権現)眠る奥社への入口の門として寛永13年(1636年)に造営されたのが坂下門。後世に屋根の葺き替え、塗装、そして飾金具の変更はありますが基本的な形式変更がなく、創建当初の…
日光東照宮の陽明門をくぐって入った左手、西回廊に囲まれた内部に建つのが神輿舎(しんよしゃ)。春秋の渡御祭(5月18日、10月17日)に使われる、3基の神輿(しんよ=みこし)が収蔵される場所で、天井には狩野派の絵師が描いた…
日光東照宮の陽明門の東西に伸びる、神域を守る全長220mの廊下が回廊。陽明門の東側の東回廊、西側の西回廊が対称的に備わり、見事な彫刻が施されています。屋根の下の長押(なげし)の上の部分に雲、胴羽目(どうはめ)の部分には花…
日光東照宮・陽明門の前に東西に対称的に配置されているのが鐘楼と鼓楼(ころう)。明治初年の神仏分離以前、神仏習合時代の名残で、その名の通り銅鐘と鼓(太鼓)を収蔵しています。3間四方の方形で、入母屋風銅瓦葺き、基部は末広がり…
日光東照宮には江戸時代初期にオランダ商館から寄進された灯籠が、3基あり、いずれも陽明門の基部に配されていますが、そのうちのひとつが蓮灯籠。蓮灯籠というとお盆の灯籠などをイメージしますが、日本では見かけないスタンド型の灯籠…
日光東照宮で有料エリアとなる表門をくぐった先、最初に見るのが三神庫。門を入った右手に下神庫(しもじんこ)、正面に中神庫(なかじんこ)、左手に上神庫(かみじんこ)が独立して建てられています。神庫とは祭礼に使う祭具を入れる倉…
日光東照宮の陽明門前にあるのが釣灯籠。オランダ王国が、オランダ商館を通じて3代将軍・徳川家光に献上した3基の灯籠のうちの1基で、附(つけたり)・銅燈籠として国の重要文化財に指定されています。寛永13年(1636年)、3基…