南禅寺・方丈
南禅寺はもともとは亀山天皇が文永元年(1264年)に造営した離宮・禅林寺殿(ぜんりんじどの)があった地に建つ臨済宗南禅寺派大本山。仏門に入り法皇となった亀山法皇は正応4年(1291年)、大明国師に禅林寺殿を下賜し、龍安山…
南禅寺はもともとは亀山天皇が文永元年(1264年)に造営した離宮・禅林寺殿(ぜんりんじどの)があった地に建つ臨済宗南禅寺派大本山。仏門に入り法皇となった亀山法皇は正応4年(1291年)、大明国師に禅林寺殿を下賜し、龍安山…
南禅寺境内の最奥部分には、琵琶瀬疏水(びわこそすい)の枝線水路が通過しています。水路は明治23年に建造された南禅寺水路閣と呼ばれるレンガ造り、ローマ風のアーチ橋上を通っているのです。水路閣は全長が93.17m、幅4.06…
南禅寺の最奥の地にある塔頭(たっちゅう)寺院が最勝院高徳庵。本堂の前には「縁結びの松」と呼ばれている松がある。百日紅(さるすべり)の木に松が宿ったもので、百日紅は樹齢300年、松は100年と推測されています。一帯は鎌倉時…
天授庵(てんじゅあん)は、南禅寺の塔頭(たっちゅう)寺院のひとつで、暦応2年(1339年)、光厳天皇(こうごんてんのう)の勅許により虎関師錬(こかんしれん)が南禅寺を開いた大明国師(無関普門/むかんふもん)の塔所として建…
金地院(こんちいん)は、南禅寺の塔頭寺院のひとつで、応永年間(1394年〜1428年)に足利義持(あしかがよしもち)が洛北の鷹ヶ峯(たかがみね)に創建。慶長10年(1605年)頃に以心崇伝(いしんすうでん)が南禅寺塔頭と…
南禅寺の塔頭(たっちゅう)寺院のひとつで、亀山天皇が文永元年(1264年)に造営した離宮・禅林寺殿(ぜんりんじどの)の天上宮の跡地に建ち、天皇を祀るため別院とされているのが南禅院。天上宮の別名が南禅院でまさに天上宮の後身…
南禅寺の三門は寛永5年(1628年)の再建で国の重要文化財。伊勢津藩主で築城の名手としても名高い藤堂高虎(とうどうたかとら)が大坂夏の陣に倒れた将士の菩提を弔うために建立したもの。知恩院・三門、東本願寺・御影堂門とともに…
鎌倉幕府第8代執権で元寇(げんこう)を二度にわたって退けた北条時宗(ほうじょうときむね)の招聘で南宋より来日した臨済僧、無学祖元(むがくそげん)が弘安5年(1282年)に開山した鎌倉の名刹が円覚寺。元寇で犠牲となった兵士…
熱田神宮の境内社の上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)。祭神の乎止與命(おとよのみこと)は古代の尾張国を支配した尾張国造(おわりのくにのみやつこ)で宮簀媛命(みやずひめのみこと=日本武尊の妃)の父。つまり、日本武尊の死後に…
熱田神宮の境内、一の鳥居(南門)の西側に鎮座する別宮で、和銅元年(708年)、阿倍宿奈麿(あべのすくなまろ)、多治見真人池守を勅使として、新造の宝剣を納めて創建したという古社が別宮八剣宮。祭神は本宮と同じ熱田大神(あつた…
織田信長は、永禄3年5月19日(1560年6月12日)、今川義元迎撃に桶狭間の戦い(おけはざまのたたかい)出陣の際、熱田神宮に必勝祈願をしますが、見事に義元を討ち果たし歴史的な勝利を収めたため、そのお礼として築地塀(つい…
亨禄2年(1529年)、日秀善光上人(妙光尼日秀)が熱田神宮近くに創建した浄土宗の尼寺が誓願寺。山門に葵御紋が付いているのは、日秀善光上人が竹千代(徳川家康の幼名)の教育係をしていたため。平安時代の末には熱田大宮司藤原家…
尾張国海東郡荒子村(現・愛知県名古屋市中川区荒子)に天文年間(1532年~1555年)に前田利春(前田利昌)が築城、その長男である利久、四男・利家、利家の長男・利長が相次いで居城した城の跡が荒子城跡(あらこじょうせき)。…
金沢市の石引、小立野寺院群(こだつのじいんぐん)にある曹洞宗の名刹、宝円寺(ほうえんじ)。「利家とまつの寺」といわれるように加賀藩祖・前田利家が創建し、前田家代々の菩提寺となった寺です。護国山という山号にも加賀国を守ると…
駿河国(するがのくに)の総社が静岡市にある静岡浅間神社。静岡駅から北へ2km、賎機山(しずはたやま)の南麓にあり、神部神社(かんべじんじゃ)、浅間神社(あさまじんじゃ)、大歳御祖神社(おおとしみおやじんじゃ)の3つを総称…
寺伝によれば天平5年(733年)、行基によって開かれた奥浜名の古刹が龍潭寺(りょうたんじ)。井伊氏初代当主・井伊共保(いいともやす)は、寛治7年(1093年)に没すると八幡山地蔵寺(現・龍潭寺)に葬られ、以降豪族・井伊氏…
三保松原のシンボルともいえるのが羽衣伝説を残す羽衣の松。その羽衣の松は、実は御穂神社(みほじんじゃ)の神が降臨する依代(よりしろ)で、ここに降り立った神々は、500mほどの神の道を通って御穂神社へと誘われるのだという。
静岡市清水区三保の三保松原入口に鎮座する古社、御穂神社(みほじんじゃ)。平安時代編纂の『延喜式』神名帳にも記載の古社で、神社境内と参道(神の道)は、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産にもなっています…