安房神社
古代に阿波国(あわのくに=現在の徳島県)から渡ってきた忌部氏(いんべうじ)が創建と伝わる古社で、安房国の一之宮。主祭神は忌部氏の祖神、天太玉命 (あめのふとだまのみこと)。創建時は布良浜(現在の布良崎神社)に鎮座していま…
古代に阿波国(あわのくに=現在の徳島県)から渡ってきた忌部氏(いんべうじ)が創建と伝わる古社で、安房国の一之宮。主祭神は忌部氏の祖神、天太玉命 (あめのふとだまのみこと)。創建時は布良浜(現在の布良崎神社)に鎮座していま…
天富命(あめのとみのみこと)が阿波(あわ=現在の徳島県)の忌部一族(いんべいちぞく=古代朝廷における祭祀を担った氏族)を率いて南房総に上陸、安房(あわ)を開いたという伝説がありますが、天富命が上陸したと伝わる地が、館山市…
718(養老2)年5月2日、能登国(のとのくに)と同時に設置されたのが安房国(あわのくに)。元八幡神社は安房国の総社として国司が赴任した国庁近くに創建された古社です。鎌倉時代に総社としての機能が衰微し、源氏の影響で武神で…
安房の国の神々を集めて祀った総社。平安時代の初め、安房国総社として国府のあった国府村(現・南房総市府中)に創建され、鎌倉時代に源氏の氏神である八幡宮に変わり現社地に遷座しています。源頼朝が安房国で再起の際には、この社に武…
南房総・館山市の知る人ぞ知るご利益スポットが、常楽山萬徳寺。境内に安置された全長16m、重さ30tの巨大な釈迦涅槃仏(しゃかねはんぶつ)は、大願成就、また足腰の弱い人にご利益があるといわれています。仏教の修業を重ねた尼僧…
館山湾を見下ろす、堂山(107.5m)中腹の崖に建つ大福寺は、真言宗智山派の古刹。717(養老1)年に行基が東国行脚の折、地元漁民の海上安全と豊漁を祈願して、岩肌の自然石に十一観世音菩薩を彫刻し開山と伝えられます。県内最…
白山信仰は、717(養老元)年、泰澄(たいちょう)が加賀白山に登拝することに始まるので、奈良時代の陸奥国分寺創建以前にこの地に修験者の建てた白山信仰の寺があったのかもしれないと推測される古社。陸奥国分寺の境内にあるのがそ…
奈良時代に聖武天皇の詔で創建された陸奥国分寺(むつこくぶんじ)の金堂跡に1607(慶長11)年、仙台藩主の伊達政宗(だてまさむね)が再興したのが薬師堂。藩政時代には薬師堂を中心に三院二十四坊を擁する大寺院が建っていました…
薬師堂の建つ陸奥国分寺跡の西に位置するのが近代的な伽藍の陸奥國分寺本坊。1607(慶長11)年、伊達政宗が建立した三院二十四坊のうち、藩政時代の陸奥国分寺運営に当たった三院の一つである別當坊(佛性坊)が前身。護国山という…
富士宮市にある古社で、世界遺産富士山(「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」)の構成資産のひとつ。「富士本宮浅間社記」には、浅間大社は山宮の地から遷座したとあり、ここが富士山信仰のルーツと考えられています(浅間大社も含め、全…
富士宮市の村山地区は、富士山における修験道の中心地。そこに鎮座する村山浅間神社は世界遺産富士山(「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」)の構成資産の一つ。富士山の火山活動が沈静化した平安時代の末期、富士山頂に大日堂を建立した…
北本市にある、樹高14m、根回り7.4m、樹齢800年以上のカバザクラ(蒲桜)の古木で、国の天然記念物。三春の滝桜(福島県三春町)、山高神代桜(山梨県北杜市)、狩宿の下馬ザクラ(静岡県富士宮市)、根尾谷の淡墨桜(岐阜県本…
富山県高岡市の大佛寺境内にある高岡大仏は、奈良、鎌倉と並ぶ「日本三大仏」のひとつ(岐阜大仏などを数える場合も)。1745(延享2)年、浄土宗極楽寺第15世等誉(とうよ)上人の創建で、当時は3丈2尺の木造金色の大仏でした。…
大日如来を本尊とする真言宗の古刹で正式名は金剛山仁王院法華坊鑁阿寺(こんごうさん におういん ほっけぼう ばんなじ)。室町幕府を開いた足利尊氏で一躍有名になった足利一族の発祥の地で「足利氏館」として「日本100名城」にも…
茂原市にある日蓮宗の本山が藻原寺(そうげんじ)。清澄山を追われて藻原近く、笠森の観音堂で難を逃れていた日蓮が、1276(建治2)年、藻原の豪族・斎藤兼綱の招きで邸内に堂宇を建てたのが起こりという日蓮ゆかりの名刹。常楽山妙…
松平4代の松平親忠(安祥城主)が、1488(長享2)年年頃に創建した松平徳川家の総氏神が伊賀八幡宮。徳川家康が社殿を造営。その後、3代将軍・徳川家光が社殿を拡張し東照宮(家康)を祭神に加えています。徳川家康の立身出世にあ…
松平4代の松平親忠(安祥城主)が、1475(文明7)年に創建した寺で、松平家(のちの徳川将軍家)の菩提寺。桶狭間(おけはざま)の合戦で今川義元が敗れたとき、大高城から松平元康(徳川家康)が逃げ帰ったのがこの大樹寺です。先…
正式名は覚王山日泰寺(かくおうざんにったいじ)。明治33年にシャム国皇帝(タイ国王)から贈られた仏舎利(釈迦の遺骨)と金銅の仏像を安置するため、明治37年に創建された寺。仏教各派が輪番で管理を行なう日本で唯一の超宗派の寺…