木曽川笠松渡船場跡

木曽川笠松渡船場跡

岐阜県羽島郡笠松町にある木曽川の川湊、渡船場の跡が木曽川笠松渡船場跡。鉄道が開通しなかった時代、川は物流にとって大切な動脈でした。木曽川最大の川湊として木曽川舟運で栄えた笠松は、上流から木曽産の木材が犬山湊経由で運ばれ、下流の桑名からは米、塩、海産物が流入し、繁栄したのです。

木曽川最大の川湊で、岐阜~名古屋の最短ルート

木曽川流域の物資を江戸、大坂に送るような場合には、笠松湊、桑名湊で船積みして送り出していました。
明治18年には1日38艘が荷揚げされ、物資は大八車によって商家の蔵に運び込まれました。
逆に荷物の船積込み大八車が使われました。
川湊から商家までの道のりは大八車が通りやすいように石畳が敷かれ、その石畳の一部が現存しています。

明治11年に明治天皇が笠松を巡幸した際に改修された遺構で114mが岐阜県の史跡に指定。

中山道加納宿(岐阜)と名古屋を結ぶ最短ルートは笠松湊経由で、藩主の木曽川越えもここが活用され、岐阜城下を起点とし、長良川の鮎寿司を江戸の将軍家へと運んだ御鮨街道は木曽川を船で渡っています。

現在、一帯は笠松みなと公園として整備され、往時を偲ぶことができます。

木曽川笠松渡船場跡
名称 木曽川笠松渡船場跡/きそがわかさまつみなととせんばあと
所在地 岐阜県羽島郡笠松町港町
関連HP 笠松町公式ホームページ
電車・バスで 名鉄東笠松駅から徒歩10分
ドライブで 東海北陸自動車道一宮木曽川ICから約5km。または、岐阜各務原ICから約6km
駐車場 笠松みなと公園駐車場(50台/無料)
問い合わせ 笠松町教育文化課(中央公民館)TEL:058-388-3231/FAX:058-388-3233
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
美濃郡代笠松陣屋・県庁跡

美濃郡代笠松陣屋・県庁跡

岐阜県羽島郡笠松町にある、江戸時代(徳川幕府の天領)の陣屋、そして明治初年に県庁が置かれた場所の跡が美濃郡代笠松陣屋・県庁跡。慶応4年(1868年)、王政復古の大号令が出されると天領だった笠松は笠松県となり、陣屋は笠松県庁に転換しています。

上有知湊(川湊灯台)

上有知湊(川湊灯台)

岐阜県美濃市にある長良川の川湊(かわみなと)の遺構が、上有知湊(こうずちみなと)。船着場跡の石畳、住吉高燈籠(常夜灯)型の川湊灯台が残され、往時を偲ぶことができます。もともとは、小倉山城を築城した金森長近(かなもりながちか)が城下町の整備と

 

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