千本松原

千本松原

宝暦3年(1753年)〜宝暦5年(1755年)に幕府の指揮下、薩摩藩が行なった木曽三川(きそさんせん=木曽川・長良川・揖斐川)の三川分流工事に伴い、工事後に築かれた堤に植栽されたのが1000本の松で、千本松原(油島千本松締切堤)と呼ばれ、国の史跡になっています。

42haの全域が千本松原県立自然公園特別地域に

長良川と揖斐川にはさまれた堤防上の道路、岐阜県道106号桑名海津線を走れば松並木が続いています。
実は、松が植えられているのは最も難工事だった場所。

岐阜県の千本松原県立自然公園に指定され、面積42haの全域が特別地域になっています。

千本松原の北端に治水神社が鎮座し、松原内に宝暦治水記念碑が立っています。

千本松原
国営木曽三川公園「水と緑の館・展望タワー」から眺めた千本松原
千本松原
名称千本松原/せんぼんまつばら
所在地岐阜県海津市海津町油島
関連HP海津市公式ホームページ
電車・バスで近鉄養老線石津駅から海津市営バス海津巡回バス南回り線で木曽三川公園下車
ドライブで東名阪自動車道弥富ICから約7km、または、桑名東ICから約8.5km。名神高速道路大垣ICから約24km
駐車場木曽三川公園センター第1駐車場(1100台/無料)を利用
問い合わせ海津市商工観光課 TEL:0584-53-1374
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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