フレトヒチャシ跡

千歳川の河岸段丘上に建つ千歳神社本殿横にあるアイヌのチャシ(砦)跡。フレトヒとはアイヌ語のフレ・トイhure-toy=赤い・土)に由来。かつてこの地に山崩れがあり、往時には赤土が露呈していたと推測できます。山崩れでできた土が流れて焼尻島に、あるいは利尻島になったという伝承も残りますが山崩れの記録は残されていません。

千歳神社境内にアイヌの砦跡が

フレトヒチャシは、千歳川が平野部に出る末端、川を眼下にする位置にあり、漁場を監視する機能も有していたと推測できます。

青葉公園との境、裏参道・女坂あたりはロウサンと呼ばれていますが、アイヌ語のル・オ・サン・イ(ru-o-san-i=道が・そこで・川の方へ出る・ところ)に由来する地名で、和人とアイヌとの交易が行なわれていた十六場所のひとつ。

フレトヒチャシ跡
名称 フレトヒチャシ跡/ふれといちゃしあと
所在地 北海道千歳市真町1
電車・バスで JR千歳駅から徒歩22分
ドライブで 道央自動車道千歳ICから約2.6km
駐車場 千歳神社駐車場(20台/無料)
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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