日本第2位の巨大な湖、霞ヶ浦(湖面面積220平方キロ)を構成する茨城県にある湖が北浦。霞ヶ浦の大部分は中心となる西浦(湖面面積172平方キロ)ですが、北浦は独立した湖で湖面面積36平方キロで国内第15位の大きさになっています。もともと海跡湖なので、海面標高も0m、水深7mで、河口部の常陸川水門があるので淡水湖となっています。
湖周辺には湖魚料理の店、宿も
南北に細長い湖の中央部に茨城県道186号荒井行方線の北浦大橋(1295.8m/淡水湖の橋としては日本第2の長大橋)が架かっています。
湖の北部には東北地方太平洋沖地震で崩落したため平成24年に架け替えられた国道354号の鹿行大橋(ろっこうおおはし)があります。
湖の最南部に架るのが国道51号の神宮橋、国道51号(鹿嶋バイパス)の新神宮橋です。
新神宮橋のすぐ北にはJR鹿島線の北浦橋梁があり、鉄道撮影地になっています。
北浦湖岸(潮来市水原)には白鳥の里があり、冬季(11月下旬〜3月上旬)に50羽ほどの白鳥の渡来が観察できます。
漁業資源では、ワカサギ、シラウオ、エビなどがあり、他の淡水湖が貝類が漁獲の大部分を占めることに対し、魚類、エビ類が多いのが特徴。
ワカサギ、シラウオは動力漁船で網を曳くトロール(ひき網)漁業が行なわれています。
また、コイの網いけす養殖業も盛んで、茨城県が養殖コイ生産量日本一なのは、この北浦での養殖が多いから。
ワカサギ、シラウオ、エビ、ハゼ類などは、佃煮に加工され、特産品になっています。
湖畔にある「北浦宝来温泉 つるるんの湯宿北浦湖畔荘」は、pH9.0のつるつる温泉で、湖魚料理が味わえる宿として人気です。
北浦 | |
名称 | 北浦/きたうら |
所在地 | 茨城県鹿嶋市・鉾田市・行方市・潮来市 |
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