JR境線の「鬼太郎列車」が大人気!

JR境線(さかいせん/米子駅〜境港市、17.9km)に運転されている「鬼太郎列車」。『ゲゲゲの鬼太郎』の作者、水木しげるは、境港の出身。水木しげるロードが完成した平成5年から運転され、現在、鬼太郎、ねずみ男、ねこ娘、目玉おやじ、ファミリー(こなきじじい)、ファミリー(砂かけばばあ)の6編成が運転中!

「ねずみ男駅」の霊番線ホームから「鬼太郎列車」に乗車!

「鬼太郎列車」などに使われているのは、懐かしい国鉄キハ40系気動車。
外装だけでなく、車内にもイラストが描かれているのも、『ゲゲゲの鬼太郎』ファンにはたまらない魅力です。

起点となるのは山陰本線、伯備線のターミナルでもある、JR米子駅。
その0番線ホームが、「鬼太郎列車」が発車する、JR境線の乗り場です。

0番線ホームは、「鬼太郎列車」の運転に合わせて、わざわざ「霊番線ホーム」と改めるところなど、なかなか芸コマ。
しかも霊番線ホームに設けられた「Kiosk」は、鬼太郎仕様で鬼太郎グッズを販売と、目が離せない工夫が随所にあるので、ファミリー旅行にも絶好の乗り物になっています。

霊番線ホームには、ねずみ男も「顔出し」もあるので、記念撮影をお忘れなく!
なぜ、鬼太郎でなく、ねずみ男の「顔出し」かといえば、実は米子駅の愛称が「ねずみ男駅」だから。

実は、JR境線16駅には、すべて『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する妖怪の名前が、愛称として付けられているのです。

JR境線各駅の愛称

片道運賃:320円
所要時間:45分

米子駅=ねずみ男駅
↓ 1.0km
博労町(ばくろうまち)駅=コロポックル駅
↓ 0.5km
富士見町駅=ざしきわらし駅
↓ 0.7km
後藤駅=どろたぼう駅
↓ 1.1km
三本松口駅=そでひき小僧駅
↓ 2.0km
河崎口駅=傘化け駅
↓ 1.9km
弓ヶ浜駅=あずきあらい駅
↓ 2.5km
和田浜駅=つちころび駅
↓ 1.4km
御崎口(みさきぐち)駅=砂かけばばあ駅
↓ 1.6km
大篠津駅=べとべとさん駅
↓ 0.5km
中浜駅=牛鬼駅
↓ 1.1km
高松町駅=すねこすり駅
↓ 0.7km
余子(あまりこ)駅=こなきじじい」駅
↓ 1.3km
上道(あがりみち)駅=一反木綿(いったんもめん)駅
↓ 0.9km
馬場崎町駅=キジムナー駅
↓ 0.7km
境港駅=鬼太郎駅

山陰で最初に開通した境線
境駅〜米子駅〜御来屋(みくりや)駅間は、実は山陰初の鉄道として、明治35年11月1日に開業。
境港が北前船の交易拠点、西日本屈指の水揚げを誇る港だったこともありますが、山陰の鉄道建設のための資材を境港に下ろし、そこから鉄道建設を始めたため、最初に開業しています(東海道本線開業前に武豊線が開業したのと同じ)。
明治41年に米子駅〜安来駅間開業に伴い、米子駅〜境駅間は支線に格下げされています。

米子駅前には「山陰鉄道発祥之地」碑が誇らしげに立っています。

お目当ての列車がある方はJR米子支社営業課(Tel0859-32-8056)まで確認を
取材協力/鳥取県観光交流局まんが王国官房

掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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