長津呂崎

長津呂崎

神奈川県三浦市三崎町、三浦半島の最南端に位置する城ヶ島の西端に位置するのが長津呂崎。その背後の標高21mの高台には、城ヶ島灯台が建っています。長津呂崎の岩棚は、関東大震災など、過去の大地震で隆起したもの。海岸沿いに遊歩道も整備され、富士山を眺めながらシーサイドハイキングが可能です。

明治半ばまではアシカも姿を見せた岩礁!

長津呂崎

伊豆の南端、石廊崎にも岬東の湾奥部に帆船時代の風待湊・長津呂がありますが、城ヶ島も長津目湾とも称され、深い入り江があることから、風待ち、潮待ちに利用された小さな湊だったのかもしれません(関東大震災で一体は1m40cmほど隆起し、有名な馬の背洞門も関東大震災前は海中にありました)。
長津呂湾は、断層でできた割れ目が波で浸食された入江で、褶曲構造を観察できます。

かつては、アシカガ入江とも呼ばれていたことから、岩礁地帯にアシカが生息していたことが推測できます(江戸時代の『浦賀志録』、『新編相模園風土記稿』には浦賀沖のアシカ島にアシカが生息し、銃猟が行なわれたいたと記されています)。
明治の半ばころまで、東京湾やその周辺で、アシカが生息し、三崎でも明治16年の漁業被害が報告されています。

現在では絶好の釣りスポット、そして富士山を眺める展望スポットになっています。
ただし、冬は強い西風を浴びるのが難点。

長津呂崎
長津呂崎
名称 長津呂崎/ながつろさき
所在地 神奈川県三浦市三崎町城ケ島
電車・バスで 京浜急行線三崎口駅から京浜急行バス城ヶ島行きで27分、終点下車、徒歩5分
ドライブで 横浜横須賀道路衣笠ICから約16km
駐車場 城ヶ島第3駐車場(92台)・城ヶ島第2駐車場(15台)・城ヶ島第1駐車場(22台)/有料
問い合わせ 三浦市観光協会 TEL:046-888-0588/FAX:046-888-5914
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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