日本こけし館

日本こけし館

宮城県大崎市鳴子温泉、鳴子峡入口の鳴子公園にあり、大きなこけしが目印の博物館が日本こけし館。詩人で童話作家の故・深沢要(ふかざわかなめ)のコレクションを中心に日本全国から集められた伝統こけしを収蔵展示する施設で、こけし製作の実演も行なわれ、気に入った品を購入することも可能。

鳴子公園にあるこけしの殿堂

深沢要は、昭和9年頃、こけしの収集研究を開始し、産地へ足を運び、1938年に『こけしの微笑』(昭森社)を出版。
42歳という若さで没していますが、こけし研究の第一人者です。

昭和28年、深沢要のコレクションが鳴子町(現在の大崎市)に寄贈され、昭和32年から毎年、全国の工人たちから『こけし祭り』への奉納こけしが贈り続けられたことがきっかけで、昭和50年に日本こけし館が開館。

館内では、こけしのできる工程を紹介し、ロクロ実演コーナーや、系統別のこけしの展示で、こけしの全体像を掴むことができます。
即売所は、鳴子随一のこけしの豊富さを誇っています。
絵付けコーナーでは、予約なしで絵付け体験も可能。

ちなみに鳴子温泉のこけしは、文化文政年間(1804年~1830年)、椀などの木製品をつくる木地師が、温泉みやげの玩具として作ったのが始まり。
「こふけし(こうけし)」(子授けし)という子供が授かる祝の人形だったと推測されています。

日本こけし館
名称 日本こけし館/にほんこけしかん
所在地 宮城県大崎市鳴子温泉尿前74-2
関連HP 日本こけし館公式ホームページ
電車・バスで JR鳴子温泉駅からタクシーで5分
ドライブで 東北自動車道古川ICから約31.6km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 日本こけし館 TEL:0229-83-3600/FAX:0229-83-2589
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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