都城六月灯おかげ祭り｜都城市

毎年7月8日～7月9日、宮崎県都城市で『都城六月灯おかげ祭り』が行なわれます。六月灯は旧薩摩藩領に伝わる夏祭り。おかげ祭りは、都城の総鎮守・神柱宮の六月灯（ろくがつどう）にあわせて齋行される祭礼。7月8日＝宵祭り（献灯祭）で大灯籠山車運行と灯籠奉納神事、7月9日＝本祭り（御輿渡御）で御輿巡行。

都城の総鎮守・神柱宮を主会場に斎行

7月8日の宵祭りでは19:30～八坂神社から神柱宮まで目抜き通り2.7kmを明かりを灯した大燈籠山車8基と笛や太鼓の囃子手を乗せた台車4基が曳かれます。

7月9日の本祭りでは18:45に都城駅前を御輿が出立し、桟敷席が設けられた神柱宮で御輿の練り上げが行なわれます。
奉納太鼓（おかげ太鼓）、巫女舞（みこまい）の奉納などもあります。

六月灯とは!?

六月灯は、薩摩藩領で旧暦6月（西暦の7月頃）に行なわれる祭事。
薩摩藩2代藩主・島津光久が上山寺新照院の観音堂を建立し、参詣した際、多数の灯籠をつけさせたので、寺の檀家でもこれに倣って灯籠を寄進したのが始まりといわれています。
「六月のオツメアゲ」といって早馬神や鎮守様などにお燈明を上げ、牛馬の疫病祓いや田の病虫害駆除を祈る習わしがあります。
鹿児島市では照國神社六月灯が有名。