東室(ひがしむろ)は、法隆寺・西院伽藍の東側にある僧坊で、『法隆寺伽藍縁起并流記資財帳』に記される4棟の僧坊のひとつ。奈良時代、伽藍中枢部に続いての建立と推測できますが、礎石や柱にはさらに古い転用材が用いられ、こちらは法隆寺創建時代にまでさかのぼる可能性があり、国宝となっています。
僧坊の北側6房分が僧坊として現存
1121(保安2)年の再建時に南端3房分を聖徳太子像を祀る堂に改変し、さらに1284(弘安7)年に南側を聖霊院と改めたもの。
つまり、現在の東室は、かつての僧坊の北側6房分です。
僧坊は、僧侶が生活を送る居住空間で、9房に8〜9人の僧侶が生活していました。
1377(永和3)年に、さらに改築されており、現在の姿はその当時のものに整備復原されています。
法隆寺・東室 | |
名称 | 法隆寺・東室/ほうりゅうじ・ひがしむろ Horyuji Temple,Higashimuro(worship hall and priests’ cells) |
所在地 | 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 |
関連HP | 法隆寺公式ホームページ |
電車・バスで | JR法隆寺駅から徒歩20分。または奈良交通バス法隆寺門前行きで8分、終点下車すぐ。あるいは、近鉄橿原線筒井駅から奈良交通バス王寺駅行きで12分、法隆寺前下車、徒歩5分 |
ドライブで | 西名阪自動車道法隆寺ICから約2.5km |
駐車場 | 法隆寺観光自動車駐車場(20台/有料) |
問い合わせ | 法隆寺 TEL:0745-75-2555 |
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