大蛇嵓

奈良県吉野郡上北山村、大台ヶ原を源とする東ノ川が刻んだ大峡谷に臨む断崖絶壁の突端が大蛇嵓（だいじゃぐら）。嵓は岩の古語で、岩壁のこと。大蛇嵓の北にも虫篭嵓、千石嵓などがあり、平坦な大台ヶ原の縁が断崖になっていることがよくわかります。

中の滝を遠望する大台ヶ原のビューポイント

大蛇嵓では大台ヶ原探勝の起点となる大台ヶ原駐車場からシオカラ谷吊橋経由で、1時間15分。
東大台コース（中道コース／Aコース）で、牛石ヶ原を経由しても同じくらいで到達できます。
道は東大台コースの方が整備され、歩きやすいのでおすすめですが、帰路にシオカラ谷吊橋経由にすれば周回コースとなります。
また大台ヶ原最高峰の日の出岳（1695.1m）経由とすれば、さらに楽しいでしょう。

標高1550mの大蛇嵓からは「日本の滝百選」選定の中の滝を遠望するので、双眼鏡の持参がおすすめです。

駐車場近くには設備の整った山荘「心・湯治館」（旧大台荘・大台山の家を事業継承）もあるので、宿泊すればプランにゆとりが生まれます。

中の滝

奈良県吉野郡上北山村を流れる東ノ川に懸る滝が、中の滝。上北山村には豪快な水量の千尋滝（せんひろのたき／落差85m）など名瀑、秘瀑が数多いのですが、村最大の落差を誇り、日本の滝百選に選定されるのが、中の滝。落差はなんと250m、圧倒的なスケー