大分県宇佐市安心院町福貴野の深見川に懸る滝が、福貴野の滝。雄滝と雌滝の2条に分かれ、落差は65mという巨瀑。国の名勝・耶馬溪の一部です。滝を見下ろす位置に龍泉寺という寺があったことから、龍泉寺の滝とも呼ばれています。初夏の晴れた早朝に虹がかかることでも有名。
耶馬渓を生み出した火砕流堆積物に懸る滝
東椎屋の滝、西椎屋の滝とともに「宇佐三瀑」に数えられる名瀑。
駐車場から5分ほど歩けば「福貴野の滝展望台」に到達できますが、さらに10分ほど歩けば滝壺近くまで到達できます。
落石などの危険がない状況なら、滝の裏側から滝を眺めることができる裏見の滝になっています。
ただし歩道は濡れていて滑る部分もあるので、軽ハイキング程度の靴で探勝を。
滝裏への道は明瞭でない部分もあるので、注意が必要。
滝の懸る崖は、上部が新耶馬溶岩(耶馬溪火砕流堆積物=耶馬渓の直立した岩峰群を形成)、下部は成層集塊岩・旧耶馬溶岩(旧耶馬溶岩=耶馬渓の奇岩怪石、旧耶馬渓式風景を現出)で、東椎屋の滝と同じ。
耶馬渓を生んだ地質が、福貴野の滝の成因で、国の名勝・耶馬溪の一部になっているのも、そのため。
6月~7月の晴れた朝、7:00~8:00頃、滝に虹が架かります。
福貴野の滝の東には、東椎屋の滝、西には余の滝、両合棚田(日本の棚田百選)、西椎屋の滝、宇佐のマチュピチュなどがあり、ドラマチックな景観が密集したエリアになっています。
福貴野の滝 | |
名称 | 福貴野の滝/ふきののたき |
所在地 | 大分県宇佐市安心院町山ノ口 |
関連HP | 宇佐市公式ホームページ |
電車・バスで | JR由布院駅からタクシーで20分 |
ドライブで | 東九州自動車道安心院ICから約15km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 宇佐市観光協会安心院部会 TEL:0978-34-4839 |
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