埼玉県川越市、川越市川越伝統的建造物群保存地区に選定される蔵造りの町並み(川越一番街商店街)にある蔵造りの商家が、宮岡刃物店。一生使えるという包丁などを販売。天保13年(1843年)創業で、現存する建物は、明治26年の川越大火後の、明治30年築。宮岡家住宅として、川越市の文化財に指定されています。
包丁、ナイフを求めて、遠来の客も多いという老舗刃物店
防火対策の観音開き扉、そして雨水を落としやすくするための傾斜の急な屋根が印象的。
屋根の箱棟の両端に付いているのは、鬼板(鬼瓦)を包む影盛(かげもり)。
鬼瓦を大きく見せるため、左官職人が鬼瓦と棟の接合部分、鬼瓦の周囲に漆喰を盛り上げて二重構造にした鬼瓦です。
宮岡刃物店の屋号は「町勘」で、暖簾(のれん)に記される屋号紋は「マルに丁(ちょう)」。
ローマ字の「T」に間違えられますが、漢字の丁で、ここで売られるオリジナルの刃物には「町勘」の屋号が刻印されています。
「きちんと手入れすれば、50年以上、つまりは一生うかうことができます」とのことで、地元はもちろん、包丁を購入するためわざわざ遠方から宮岡刃物店訪ねる料理人も多いのだとか。
包丁以外にも、ナイフ、ペティナイフ、サバイバルナイフ、ハサミ、爪切りと品目も多様で、丁寧に相談にのってくれます。
宮岡刃物店 | |
名称 | 宮岡刃物店/とみおかはものてん |
所在地 | 埼玉県川越市幸町7-3 |
電車・バスで | 西武新宿線本川越駅から徒歩15分 |
ドライブで | 関越自動車道川越ICから約4km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 宮岡刃物店 TEL:049-222-1516 |
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