湯ノ湖から湯滝を経て流れる湯川が中禅寺湖にいたる最後の見せ場ともなっているのが竜頭の滝。滝壺近くの大岩で流れが分けられて、変化に富んだ景観を見せる滝としても有名です。とくにツツジや紅葉の季節は絶好の写真撮影の場所として多くの人が訪れます。また、「日光の紅葉は竜頭の滝から始まる」といわれ、紅葉の訪れが早いことにも注目を。
戦場ヶ原から中禅寺湖へと落下する滝
竜頭の滝は、湯滝、華厳の滝と並び奥日光三名瀑のひとつに数えられ、斜面を階段状に約210mにわたって流れ落ちる迫力ある景観からカメラマンの人気を集めるスポット。
トウゴクミツバツツジ咲く初夏と紅葉シーズンがとくに人気の季節です。
滝の横には赤沼茶屋と竜頭の滝の滝壺側を結ぶ歩道もあり、散策にも絶好。
水の流れが二分するハイライトシーンは、滝壺正面の観瀑台から眺めるのがベスト。
この二又に分かれた流れと、流れに挟まれた岩が竜の頭に見えることが、竜頭の滝と名付けられた由来になっているのです。
滝壺近くにあるお休み処「龍頭之茶屋」は江戸時代からの歴史ある茶屋。
観瀑台を兼ねており、贅沢な眺めを楽しみながら名物の「施無畏団子」(せむいだんご)でひと息つくことができます。
竜頭の滝は、男体山の火山活動の末期(今から1万5000年ほど前)に噴出し、巨大な湖だった戦場ヶ原を埋め尽くした柔らかい火砕流の堆積。
非常に侵食されやすいためナメ滝型の滝が生まれたのです。
火砕流は、男体山の北方向に開いたカルデラ(火口)から南西に流れ、中禅寺湖へ入って戦場ヶ原のルーツである赤沼湖を形成しています。
竜頭の滝 | |
名称 | 竜頭の滝/りゅうずのたき Ryuzunotaki Falls |
所在地 | 栃木県日光市中宮祠 |
関連HP | 日光市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR日光駅・東武日光駅から東武バス湯元温泉行きで1時間、竜頭の滝入口下車、すぐ |
ドライブで | 日光宇都宮道路清滝ICから約19km |
駐車場 | 40台/無料 |
問い合わせ | 日光市観光協会 TEL:0288-22-1525/FAX:0288-25-3347 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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