グリーンパーク遊歩道

グリーンパーク遊歩道

東京都武蔵野市、武蔵野中央公園へと北上する緑道が、グリーンパーク遊歩道。武蔵野中央公園から東側一帯は、戦前に軍需産業の中島飛行機武蔵製作所だった地。その工場に資材を運んだ鉄道の廃線跡を遊歩道に転用したもの。戦後の8年間は東京グリーンパーク球場への国鉄の支線としても機能しました。

国鉄・武蔵野競技場線の廃線跡を遊歩道に転用

グリーンパーク遊歩道
国鉄・武蔵野競技場線が開通した昭和26年当時の地図

中島飛行機武蔵製作所は、戦後、アメリカ軍が接収し、海軍のエンジンを作っていた西工場が、昭和陸軍、海軍の航空機を製作していた中島飛行機武蔵製作所は、戦後、アメリカ軍が接収し、海軍のエンジンを作っていた西工場が、昭和28年にグリーンパーク米軍宿舎に転用されますが、昭和48年に全面返還され、平成元年に都立武蔵野中央公園が開園しています。

中島飛行機武蔵製作所東工場一帯の跡地には、戦後、往時の厚生施設「中島運動場」を活かして武蔵野市営陸上競技場、そしてその南側には昭和26年、東京グリーンパーク球場がオープン。
東京グリーンパーク球場は、5万人の収容力を誇り、当時花形だった東京六大学野球を誘致し(明治神宮球場が接収されていました)、プロ野球の開催も目論んで築かれた「東日本一の大球場」でした。

観戦客のアクセス用に三鷹駅から国鉄・武蔵野競技場線が敷かれましたが、戦前に武蔵境駅から伸びていた中島飛行場への引き込み線を転用し、東京方面から直通列車を運転するために新たに三鷹駅から線路を新たに敷設しています。

武蔵野競技場線は、昭和26年に開通しましたが、明治神宮球場が使えるようになったことなどもあり、昭和27年から東京グリーンパーク球場での開催試合がなくなり、昭和34年に廃止。
廃線跡は、三鷹駅に近い新規に敷設した部分が三鷹市の堀合遊歩道(ほりあわいゆうほどう)、既存の中島飛行場引込線の転用部分がグリーンパーク遊歩道として再生されています。

グリーンパーク遊歩道途中には、中島飛行場を守備した関前高射砲のそして跡、関前公園があります。
全長1.5kmほどの遊歩道には、ツツジ、ハナミズキ、ハギなどが植栽され、お花見気分で散策が可能。

終点の武蔵野競技場前駅は、現在、大型レジデンス「武蔵野ガリレア」に、グリーンパーク野球場はUR都市機構の「武蔵野緑町パークタウン」に変貌し、面影がありません。

三鷹駅を起点に、堀合遊歩道(三鷹市)、グリーンパーク遊歩道(武蔵野市)とつなぎ、武蔵野中央公園まで、のんびりと散策することができます(2.5km、所要40分ほど)。

グリーンパーク遊歩道
名称 グリーンパーク遊歩道/ぐりーんぱーくゆうほどう
所在地 東京都武蔵野市関前
関連HP 武蔵野市公式ホームページ
電車・バスで JR三鷹駅から徒歩15分
問い合わせ 武蔵野市公園係 TEL:0422-60-1864
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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