福榮神社

福が栄えるというおめでたい社名で、目下大注目の神社が日南町の福榮神社(ふくさかえじんじゃ)。福成神社、福榮神社、樂樂福神社、金持神社と縁起のいい名の神社が並ぶ鳥取県日野郡ですが、福榮神社の宮司は、樂樂福神社宮司が兼務しています。

往古、妙見山の山頂に鎮座

創建の年代は不詳ですが、社伝によれば、昔は妙見山の山頂に鎮座していましたが、永正年間(1504年〜1520年)に尼子氏が妙見山に妙見山城を築いたために、山麓に遷座したとのこと。近世まで田中大明神と称された郷内9ヶ村(旧福榮村)の産土神(うぶすながみ=土地を守る鎮守社)でした。
明治元年の神仏分離、神社改正により神戸社と改め、さらに明治6年に神戸神社と改称しました。大正2年に近隣の豊栄・神福・福塚の縁起の良い地名を持つ森吉神社、伊田八幡宮、金神社、大坂神社、上坂神社、中野神社、飛時原神社、井原神社、宮田神社、高代神社、松尾神社を合祀して福榮神社となりました。
主祭神は綿津見大神(海神)の子とされる玉依姫命(たまよりひめみこと)ですが、祀られる神々は30柱に及びます。

例年、4月第3日曜に『春季大祭』、7月15日に『夏祭』、11月第3日曜に『秋季大祭(例祭)』が斎行されています。『秋季大祭(例祭)』では、太鼓を叩きながら町を歩く郷土芸能「かしら打ち」(鳥取県の無形民俗文化財)が奉納されます。

社務所には開運招福の授与品が多数あります。

日南町の「かしら打ち」
五穀豊穣を感謝し、氏神様にその喜びを奉納する行事。名の由来は、「かしら」とは大きな太鼓のことをいい、それを打つので「かしら打ち」という説、神様がその地域で一番偉い、尊い存在だから「柏手(かしわで)を打つ」や「頭(かしら)」など諸説あり、定かでありません。
福榮神社
名称 福榮神社/ふくさかえじんじゃ
所在地 鳥取県日野郡日南町福栄
関連HP 福榮神社公式ホームページ
電車・バスで JR伯備線生山駅からタクシーで25分
ドライブで 米子自動車道江府ICから約35km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 日南町観光協会TEL:0859-82-1115
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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