山口県萩市、萩城下の平安古(ひやこ)エリア(萩市平安古地区伝統的建造物群保存地区)にあるのが久坂玄瑞誕生地(久坂玄瑞旧宅跡)。久坂玄瑞(くさかげんずい)は、天保11年(1840年)、萩藩医・久坂良迪(くさかりょうてき)の家に生誕、17歳で吉田松陰の門下生となり、長州藩における尊王攘夷派の中心人物に。
「松下村塾の双璧」久坂玄瑞の屋敷跡
17歳から吉田松陰の開いた松下村塾(しょうかそんじゅく)に通い、1歳年長の高杉晋作、久坂玄瑞は、「識の高杉、才の久坂」と称され、「松下村塾の双璧」と称されています。
18歳で吉田松陰の妹・文(ふみ)と結婚(文は、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』で井上真央が演じた楫取美和子=禁門の変で久坂玄瑞が自害して未亡人となり、楫取素彦男爵と再婚)。
松下村塾で吉田松陰の補佐役を務め、長井雅楽(ながいうた)の提唱した公武一和に基づいた『航海遠略策』に反対し、文久2年1月15日(1862年2月13日)の坂下門外の変後、藩論が尊皇攘夷、討幕に変わっていく主導的な役割を果たしています。
品川御殿山の英国大使館を襲撃するなど、尊王攘夷の急進派として知られましたが、元治元年7月19日(1864年8月20日)、禁門の変(蛤御門の変・はまぐりごもんのへん)で負傷、朝廷への嘆願を要請するため侵入した鷹司邸で自害しています(弱冠25歳)。
現在、久坂玄瑞誕生地(久坂玄瑞旧宅跡)には石碑が残るのみとなっています。
久坂玄瑞誕生地(久坂玄瑞旧宅跡) | |
名称 | 久坂玄瑞誕生地(久坂玄瑞旧宅跡)/くさかげんずいたんじょうち(くさかげんずいきゅうたくあと) |
所在地 | 山口県萩市平安古町 |
関連HP | 萩市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR玉江駅から徒歩15分。またはJR玉江駅から萩循環まぁーるバス西回りで4分、久坂玄瑞誕生地前下車、徒歩1分 |
ドライブで | 中国自動車道山口ICから約44kmで中央公園駐車場 |
駐車場 | 中央公園駐車場(146台/有料) |
問い合わせ | 萩市観光課 TEL:0838-25-3139 |
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