旧周布家長屋門

旧周布家長屋門

山口県萩市堀内、萩市堀内地区伝統的建造物群保存地区に選定される萩城三の丸エリアで、菊ヶ浜寄りにあるのが、旧周布家長屋門(きゅうすうけながやもん)。北の総門筋にある長屋門で、角地に建ち、東西の桁行24.91m、東端から北に折れ曲がった部分の桁行11.2mという豪壮な門です。

毛利家直属の家臣・大組の筆頭格、周布家の長屋門

基礎部分は切石積み、腰部を下見板張りで、上部は白漆喰という豪華な造り。
長州藩の重臣たちが暮らした萩城三の丸エリアでも江戸時代中期の代表的な武家屋敷長屋となっています。

周布家は、萩藩大組士筆頭(毛利家直属の家臣・大組の筆頭格)という家柄で、長州藩(萩藩)永代家老益田家の流れ。
益田家の一族御神本兼定(みかもとかねさだ)が石見国周布郷(浜田市周布町)の地頭となった際、周布氏を名乗ったことに始まり、大内氏に従っていますが、大内氏滅亡後、毛利氏に周布城を攻められると、毛利氏に従うように。
関ヶ原合戦時には周布長次(すうながつぐ)は、毛利輝元の配下となり、長州藩立藩後に萩に移住、その知行地は大津郡渋木村(長門市渋木)などに1530石を領有していました。

周辺には外堀に臨む、萩城三の丸・北の総門、旧益田家物見矢倉、旧繁沢家長屋門、萩博物館などがあり、城下町散策に絶好のエリアです。

旧周布家長屋門
名称 旧周布家長屋門/きゅうすうけながやもん
所在地 山口県萩市堀内394-1
関連HP 萩市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR萩駅から萩循環まぁーるバスで萩博物館前下車、徒歩5分
ドライブで 中国自動車道山口ICから約46km
駐車場 指月第一駐車場(50台/無料)、中央公園駐車場(146台/有料)
問い合わせ 萩市観光課 TEL:0838-25-3139
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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