明治17年11月、初代の山形県令・三島通庸(みしまみちつね)の命により馬場町に完成したのが鶴岡警察署庁舎。昭和32年に酒井家が無償で提供した現在の地に移され、現在は、財団法人致道博物館の事務所棟として使用されています。明治初期の貴重な擬洋風建築で国の重要文化財。
高橋兼吉の築いた洋建築の集大成
設計・施工は大工棟梁・高橋兼吉(たかはしかねきち)で、旧西田川郡役所、旧清川学校、旧鶴岡警察署、同署大山分署、旧東田川郡役所、旧西田川郡会議事堂をも築いた高橋兼吉の築いた洋建築の集大成といわれています。
平成30年に完成した修復工事で創建当時の外壁の青色、特徴ある取調室2室が復元されています。
「東北地方の産業振興の基礎を築いた水資源・交通・都市基盤整備の歩みを物語る近代化産業遺産群」の「山形県の擬洋風建築等」として経済産業省の近代化産業遺産にも認定。
「山形県の擬洋風建築等」には、旧鶴岡警察署庁舎(致道博物館)のほか、旧西田川郡役所(致道博物館)、文翔館(山形県旧県庁舎・県会議事堂/現・山形県郷土館文翔館)、旧済生館本館(現・山形市立郷土館)、山形市立第一小学校校舎(現・山形まなび館)、旧西村山郡役所・郡会議事堂(寒河江市郷土館)、旧米沢高等工業学校本館、旧東村山郡役所(天童織田の里歴史館)、山居倉庫が認定されています。
旧鶴岡警察署庁舎(致道博物館) | |
名称 | 旧鶴岡警察署庁舎(致道博物館)/きゅうつるおかけいさつしょちょうしゃ(ちどうはくぶつかん) |
所在地 | 山形県鶴岡市家中新町10-18 |
関連HP | 致道博物館公式ホームページ |
電車・バスで | JR鶴岡駅から庄内交通バス湯野浜温泉行き、あつみ温泉行きで10分、致道博物館前下車、すぐ |
ドライブで | 山形自動車道鶴岡ICから約3.5km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 致道博物館 TEL:0235-22-1199/FAX:0235-22-3531 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag