山形県と秋田県にまたがる鳥海山(2236m)。海岸線を走る国道、県道と山形県遊佐町(ゆざまち)側の鳥海山登山口・4合目大平口、秋田県にかほ市側の5合目・象潟口(鉾立)を結ぶ総延長35.5kmの山岳ドライブウェイが鳥海ブルーライン。最高所は象潟口(鉾立)で標高1100m。
海岸から鳥海山5合目に一気に駆け上る!
もともとは、昭和45年7月17日に開通した鳥海有料道路(34.9km)。
平成13年4月に無料化されています。
山形県側17.8kmは山形県道210号(鳥海公園吹浦線)、秋田県側17.7kmは秋田県道131号(鳥海公園小滝線)です。
海抜0mから1100mへというのが謳い文句ですが、実際に山形県遊佐町側の入口は、吹浦の十六羅漢岩近くなので、海岸から一気に上る感覚を味わうことができます
鳥海山の山頂に本社のある鳥海山大物忌神社(ちょうかいさんおおものいみじんじゃ)の里宮、鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮も建っています。
標高が100m上がると気温は0.6度下がるので、コース中の最高所では、下界よりも7度近く涼しいことに(実際は風が吹くので体感気温はさらに下がります)。
日本海や庄内平野を眼下に、快晴で空気が澄んだ日ならば、飛島や佐渡までも見渡すことが可能。
残雪と新緑、避暑、紅葉と季節ごとに様々なシーンが展開します。
冬季(11月初旬~4月下旬頃)は閉鎖され、例年4月下旬の開通式の際には、山形・秋田県境付近は除雪が残され、通行止めで、通り抜けができません(開通当初は夜間通行止め)。
ゴールデンウィーク期間中は、雪の回廊のドライブも。
遊佐側から上り、標高593mの駒止あたりからブナ林となり、ヘアピンカーブが始まる神子石(みこいし/標高790m)あたりは、一面、ブナの森で、新緑、紅葉も見事。
神子は、登拝を強行した神子(巫女)が石になった姿という伝説の石で、このあたりからさらなる神域ということに。
にかほ市側には、鳥海山の湧水群のひとつ元滝伏流水もあるので寄り道を。
大平山荘の建つ大平口が標高1000mで4合目。
鳥海山大物忌神社中ノ宮が建っているほか、大平山荘で食事、宿泊、日帰り入浴が可能。
にかほ市側の象潟口は、標高1100mで5合目。
鳥海鉾立ビジターセンター、稲倉山荘が、鉾立展望台あり、稲倉山荘では食事、みやげ品の購入ができます。
鳥海ブルーライン | |
名称 | 鳥海ブルーライン/ちょうかいぶるーらいん |
所在地 | 山形県飽海郡遊佐町吹浦~秋田県にかほ市象潟町小滝 |
ドライブで | 日本海東北自動車道遊佐比子ICから約8.8km |
問い合わせ | 遊佐鳥海観光協会 TEL:0234-72-5666/FAX:0234-72-3999 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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