毎年4月29日~5月5日、佐賀県有田町で『有田陶器市』が開催されます。大正4年(1915)年の「陶磁器品評会」(現在の「九州山口陶磁展」)の協賛行事「蔵ざらえ大売り出し」が起源という歴史ある陶器市で、『せともの祭』(愛知県瀬戸市)、『土岐美濃焼まつり』(岐阜県土岐市)と並び、日本三大陶器市のひとつ。
裏通りまで見逃せないのが有田陶器市!
明治29年3月1日〜3月5日、香蘭社社長・9代深川栄左衛門、有田磁器合資会社社長・田代呈一の主催で桂雲寺を会場に『有田五二会陶磁器品評会』が開かれました(出品人数141人、出品点数784点)。
この品評会は、日清戦争(明治28年4月17日に終戦)後の不況対策で始まったもの。
明治37年、日露戦争の勃発で中断を余儀なくされますが、翌年には復活し、明治44年からは有田物産陳列館で開催されるまでに発展。
その後、有田青年会(大正4年発足)の副会長・深川六助、幹事・井手虎治の提案で、大正4年に品評会と同時に開催されるようになった廉売市(蔵ざらえ大売出し)が陶器市の始まりです。
当初は、発足した青年会の資金集めのため、蔵に眠る二級品を販売したと伝わっています。
そんな有田陶器市ですが、現在では販売される磁器製品の安さ、豊富さもあって全国から期間中に120万人もの集客があるビッグイベントとなっています。
碗坂通り商店会、トンバイ塀通り商店会、皿山通り商店会、五区楽通り商店会、有田駅前やきもの散歩道(ちゃわん王国)もそれぞれの特徴を活かし、 期間限定のイベントを用意しています。
裏通りまで歩き尽くすのがおすすめなので、歩きやすい格好で有田入りを。
有田陶器市 | |
開催日時 | 毎年4月29日~5月5日 |
所在地 | 佐賀県西松浦郡有田町 |
場所 | 有田町町内各所 |
関連HP | 有田陶器市公式ホームページ |
電車・バスで | JR佐世保線有田駅 |
ドライブで | 西九州自動車道波佐見有田ICから約3km |
駐車場 | 有田ポーセリンパーク(2000台)運動場(500台)磁石場(100台)泉山(200台)ひらき球場(300台)有田小学校(300台)有田焼卸団地(800台)など |
問い合わせ | 有田商工会議所 TEL:0955-42-4111 |
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