甲斐国分尼寺跡
聖武天皇の詔で各国に建立された国分尼寺(こくぶんにじ=正式名は法華滅罪之寺)のひとつで甲斐国(現在の山梨県)に建立されたのが甲斐国分尼寺。山梨県笛吹市、甲斐国分寺跡の北側500mほどの位置に、甲斐国分尼寺跡の跡地から地下…
聖武天皇の詔で各国に建立された国分尼寺(こくぶんにじ=正式名は法華滅罪之寺)のひとつで甲斐国(現在の山梨県)に建立されたのが甲斐国分尼寺。山梨県笛吹市、甲斐国分寺跡の北側500mほどの位置に、甲斐国分尼寺跡の跡地から地下…
聖武天皇の詔で各国に建立された国分寺(正式名は金光明四天王護国之寺)のうち、甲斐国(現在の山梨県)に建立された国分寺の跡が甲斐国分寺跡。山梨県笛吹市一宮町国分に位置し、南北300m、東西250mの範囲に七堂伽藍が配置され…
東京都府中市、JR武蔵野線・南武線府中本町駅前に広がる国史跡武蔵国府跡(国司館地区)史跡広場が整備され、「国司館と家康御殿史跡広場」として公開されています。律令時代に武蔵国府に赴任した国司が居住、執務した館が国司館(こく…
東京都府中市の大國魂神社周辺に広がる国史跡武蔵国府跡に建つ、武蔵国国府と府中の町歩きに関するガイダンス施設が「ふるさと府中歴史館」。昭和42年に府中市立中央図書館、郷土館として開館したもので、複合施設としてリニューアルさ…
律令時代(奈良時代初期〜平安時代中期頃)に武蔵国(むさしのくに)の国府が置かれたのが、現在の東京都府中市の武蔵国府跡(国衙地区)。府中市というのはこの武蔵国府に由来する地名なのです。行政の中心(現在の県庁)である国衙跡の…
吉見百穴(よしみひゃくあな、よしみひゃっけつ)は、埼玉県吉見町にある古墳時代の後期(6世紀末〜7世紀末)に造られた横穴墓群で、岩山に無数の穴が掘られている奇観。横穴墓は丘陵や台地の斜面を掘削して墓としたもので、凝灰質砂岩…
知床は、アイヌ語の「地の果て」といわれるシリエトクに由来するといわれていますが、羅臼町郷土資料館を学芸員・天方博章(あまがたひろあき)さんに解説で見学すれば、知床に花咲いたオホーツク文化などを知るに連れ、むしろ北方系の民…
島根県出雲市、出雲大社の社殿近くに建つ出雲の古代を詳細に解説する県立の博物館が島根県立古代出雲歴史博物館。中央ロビーには出雲大社境内から平成12年に発見された宇豆柱(うづばしら)を展示。常設展では、「出雲大社と神々の国の…
「出雲の原郷」とも呼ばれる島根県出雲市斐川町(ひかわちょう)。『出雲風土記』に記される仏経山(神名火山)の東3km、高瀬山北麓の小さな谷に位置する荒神谷遺跡。斐川町の小さな谷間から、昭和59年夏に358本という信じられな…
島根県出雲市斐川町(ひかわちょう)、荒神谷遺跡の入口、荒神谷史跡公園の西谷池に面した位置にある遺跡博物館が荒神谷博物館。昭和59年、荒神谷遺跡からそれまで全国で出土した合計本数をも上回る358本もの銅剣が出土、翌年には銅…
和歌山県立紀伊風土記の丘の中心施設であるミュージアムが紀伊風土記の丘資料館。国の特別史跡・岩橋千塚古墳群(いわせせんづかこふんぐん)など、和歌山県内の遺跡、古墳、根来寺などからの出土品の保存、調査研究、公開のため、郷土出…
和歌山市東の郊外、岩橋(いわせ)の丘陵地に広がる岩橋千塚古墳群(いわせせんづかこふんぐん)。この古墳群を中心に竪穴住居や紀伊風土記の丘資料館などが整備されたのが、和歌山県立紀伊風土記の丘です。紀氏に始まる紀伊国造(きのく…
栃木県宇都宮市長岡町にある軟質の長岡石(長岡層)の岩肌を利用した横穴墓群が長岡百穴(ながおかひゃくあな)。長岡百穴古墳といわれるように7世紀前期頃に造成された古代の墓。長岡石(軽石凝灰岩)の岩肌を利用して、縦横各1m、奥…
空海が遣唐留学生として船出したのは、延暦23年(804年)7月6日、肥前国松浦郡田浦(現・平戸市大久保町田の浦)から。これが空海の記録に残る唯一の入唐となります。空海唐へ船出の地である田の浦の丘に、石像としては日本一の規…
牟佐大塚古墳(円墳・直径30m)、こうもり塚古墳(前方後円墳/墳長100m)と並び、岡山県三大巨石墳に数えられるのが倉敷市にある箭田大塚古墳(やたおおつかこふん)。6世紀後半〜7世紀に築造された円墳で、直径54m。明治3…
岡山県倉敷市にある弥生時代後期(2世紀後半~3世紀前半)に造営された墳丘墓が楯築遺跡(たてつきいせき)。弥生時代も後半になると階級社会となっており、特別の墓に葬られるような身分・地位が生まれて、首長墓が築かれたのです。出…
倉敷市真備町にある吉備真備(きびのまきび)伝承の井戸が吉備真備産湯の井戸。吉備真備の生誕前夜に、居館のそばの井戸に星が落ちたので星の井と呼ばれるようになったと伝えられています。井戸の東側が吉備真備の居館跡と伝えられる地で…
徳島市の国府町は、多くの文化財や歴史文化遺産があるエリア。西日本最大級の縄文後期の集落跡である矢野遺跡は、徳島南環状道路(国道192号)の建設途中に発掘調査が行なわれましたが、その西側に広がる阿波史跡公園内にも多くの古墳…